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『そう···』
ジニ｢ねぇA、ハリーを本当に理解しているのは過去も未来も、今も貴方だけだったんじゃない？｣
ジニーはそんなことをぽつりと吐く。それが何となく悲しくさせるし、私の顔は晴れてないはずだ。
『そうだね。だけどハリーは私を理解していたとは思えないね』
トゲトゲした言葉が無意識に出てきたが、私は普通の表情でそんなことを言う。
ジニ｢そうかしら？私はハリーは自分なりにAのこと分かってたと思うわ｣
『そうだったらいいね』
殆ど願いにも似た声が出てきては、練習終了の合図がなり、すぐにユニフォームから制服へと着替える為に下に降りた。
パ｢ねぇ···ねぇA────A！｣
『うわ！なに？』
ぼっーとしていると突然隣にいるパンジーが私の肩を揺さぶりながら声を出す。もうイースター休暇最終日だ。
トムもびっくりしたのか、私のローブの下から頭を出してぐるぐると首に巻き付く。
黒蛇と一緒にいるのに慣れているのは、まだスリザリン寮生だけだ。
パ｢私のさっきの話聞いてた？｣
『あ、えっーと』
パ｢────聞いてないんでしょ？全く、もう｣
パンジーは呆れたように目を細めて、私の目を見つめた。これ以上パンジーの機嫌を損ねないように問いかける。
『ごめん、なんの話しだったの？』
パ｢進路指導の話よ。ほら、試験が近くなったから、夏学期最初の週に寮監と短時間面接しなきゃいけないって話よ｣
あ、そう言えばそんな紙を掲示板のところで見たような。
差し迫った試験の重要性を強調するかのように。
イースター休暇が終わる少し前に、魔法界の職業を紹介する小冊子やチラシ、ビラなどが、グリフィンドール塔のテーブルに積み上げられるようになり。
掲示板にはまたまた新しいお知らせが貼り出されてたような。
『そう言えば、月曜日の午後1時半に面談が入ってた』
パ｢どうするの？もう少しじゃない｣
『え？何をどうするって言うのさ？』
パ｢将来の職業についてよ。進路指導の時それを話すんでしょ｣
パンジーは｢ちゃんと内容見たの？｣というような顔で咎めるような顔になる。
一応、見たつもりなんだけど。うーん、困った──簡単に言えば、したい職業なんてない。
『うーん···』
そう唸らせれば、トムが私の手まで移動して｢どうせ決まってないんだ｣と鳴く。
『そうだなぁ、決まってないな』
するとびっくりしたようにパンジーは目を開く。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
