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紅茶をゴクリと飲む。アールグレイのいい香りだ。
トム｢ねぇA、君は呑気に紅茶を飲んでいるけれど、授業はどうなんだい？｣
いつも授業のことは口にしないくせに、いきなりそんなことを言う。
どうせ、私をこの必要の部屋にから出させる口実に違いない。
『気が向いたらね』
目の端でトムが長い足を組み直して、ポツリと口を開く。
トム｢君、大丈夫なの？｣
意外だ。トムがそんなことを言うなんて、いつも嫌味しか言わないくせに。
そう思いながら紅茶から目を上げてトムを見る。
そのトムの表情は心底心配してるように見えた。そして、綺麗な容姿がよく緑に映えていた。
『勿論、大丈夫だとも』
ケラケラと笑って言ったが、トムはその心の奥を覗き見るようにしてはまた心配そうにする。
そこまで"相棒"を心配させる訳にはいかない。
紅茶を飲み干し、ゆっくりと立ち上がり、トムの方に手を差し出す。
すると彼はゆっくりと蛇になり、ローブの下でクネクネと動きながら巻き付く。
そして私は必要の部屋を出た。
するとまぁ、そこには双子がいた訳だが、う、うん。どうしたものか···
フレ｢A！探したんだぜ｣
ジョ｢君はいつまでたっても見つからないものだから、俺たち心配してたんだぜ｣
ケラケラと意気揚々と言っては、私の顔を覗き見る。
『な、なに？』
フレ｢んー、いや。至って変わらないな、ジョージ｣
ジョ｢ああ、全く変わらないな、フレッド｣
不思議そうに双子は顔を見合わせて、また私の顔を見る。
『変わらないって？』
フレ｢ああ！君は全然変わらない────ハリーと縁を切ったって言うのに｣
ジョ｢君は至って通常のAだ｣
双子は肩を組みながら、私に向かって指をさしてそう言う。
『通常で悪かったね』
ケラケラと笑って言うと、彼らは一瞬考え込みながら、また元に戻って私の肩を掴む。
ジョ｢少し、A。君の力を貸してほしい｣
フレ｢ああ、俺達のホグワーツで最後の大きな悪戯の為に！｣
フレ/ジョ｢｢まさに、親愛なる校長のために！｣｣
双子はグイッと私の顔に顔を近づけながら言う。これは私が"OK"と言うと踏んだ上で言ってるんだな。
『でも、待って。君達、そんなことをしたら今度こそ退学だよ？』
フレ｢チッチッチッ、分かってないなぁA｣
ジョ｢俺たちはもう、ここに居られるかどうかなんて気にしないんだ。いますぐにでも出て行きたいところだけど、ダンブルドアの為に役目を果たすんだ｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
