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ハリー side
1度たりともAと喧嘩したことなんてなかった。そりゃ揉めたこともあったけれど、それはここまで酷いものにはならなかった。
それにこの喧嘩で。いや、縁を切ったことで分かったことは────僕らは分かり合えなかったってことだ。
Aは僕の考えに賛同って言うか···なんて言うか。わかってくれてるって思ったけど、ただ境遇が似てただけで。それ以外のなんでもなかったんだ。
意味もなく廊下をトボトボと歩いていく。行く先々でダンブルドアの話で持ち切りだ。
勿論、僕とAの話も···
ハー｢ねぇ、ハリー。聞きたいことがあるんだけど｣
ハ｢君はあの聴衆者達みたいに無神経にAとの事を聞くの？｣
トゲトゲとした声を出すと、｢まあ｣とハーマイオニーが言葉を返す、
ハー｢私達は親友でしょ。その親友達に何があったが聞こうとしただけじゃない｣
ハ｢親友？親友だって？もう親友なんかじゃない｣
ロ｢なぁ、ハリー。言い過ぎじゃないか？まずは何があったか話してよ｣
2人は心配そうに僕の瞳を見た。この5年間変わらず見たこの瞳だ。
ハ｢···うん、えっとね────｣
事細かに伝えた。Aがダンブルドアが組織したと言ったとか。
Aは僕らのことをただ駒としか思ってなかったとか。
分かり合えるものなんてないとか
ハー｢ハリー、失礼なんだけど。私はAが"ダンブルドアが組織した"って言ったのに賛成だわ｣
ハーマイオニーは僕の様子を伺いながらそういった。
ハー｢だってほら、私達みんな退学になってたかもしれないし、何より今退学になったらAも···ハリー、貴方も危なかったわ｣
ハ｢でも、ダンブルドアがいない方がもっと危ないだろ？｣
ハー｢いいえ、ホグワーツは安全だわアンブリッチがいる以上、ヴォルデモートは蘇ったことを知らされたくないから手を出さないと思うの｣
ロ｢確かにね。自分からバラすほど馬鹿じゃないし｣
ハ｢じゃあ！Aが正しかったとして。Aは今まで僕らのことを親友なんて見てなかった。自分はスリザリン家で君達とは分かり合えないって言ったのは一体なんだったんだ｣
一気にそこまで捲し立て、深く息を吸い込む。
ロ｢落ち着けよ、ハリー。Aがそう言ったのを信じられないけど。あいつ、いつも僕らといるの楽しそうだったじゃないか。本当だと思えないけどなぁ｣
楽しそうだった···？確かにそうだったかもしれない。だけど、何かを隠してた。
何かを···
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
