額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ21)

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6月に入るとホグワーツはまたしても､興奮と緊張でみなぎっていた｡学期が終わる1週間前に行われる第3課題を誰もが心待ちにしているからだ

私とハリーことある事に呪文の練習をした｡これまでの課題より自信はあった｡なんたって他の子達より色々と戦ったりしてきたからだ｡バジリスクとか

そして至る所で呪文を練習している私達を見かねてマクゴナガル先生から空いている教室の使用許可を得た

ハー｢2人ともよくできてるわ｡妨害の呪文も粉々呪文も四方位呪文も＿＿＿でもハリー､盾の呪文がまるっきりダメだわ｡でも中々いい線いってるわ2人とも｣

ハーマイオニーは習得したリストに印をつけてそう言った

ハ｢ねぇA､どうやったら盾の呪文ができるんだい？｣

私は杖を指の上でクルクルと回し『そうだね…』と目を上にあげて考えた

『強い意志なんじゃない？守りたいって強く思えばいいと思うよ｡よく分からないけど』

私は頭を悩ましてるハリーを見てケラケラ笑い､ロンから貰ったエクレアを口に頬張った｡厨房から拝借したみたいだ

ハー｢でもハリー､大丈夫よ｡このうちのどれかはきっと役に立つわ｡Aは心配しなくて大丈夫だと思うけどね｣

ロ｢ちょっと！あれ見ろよ｡＿＿＿マルフォイのやつ何やってるんだ？｣

ロンは校庭の方を見下ろして言い､私とハリーとハーマイオニーは窓際まで寄った

ドラコとその取り巻きが校庭の木の影に立っていた｡取り巻き達は見張りをしてるようでとてもニヤニヤしている｡

ドラコは口の所に手をかざして何か話しているように見えた

ハ｢トランシーバーで話してるみたいだな｣

ハリーは｢変だなぁ｣という感じドラコ達を見下ろしていると

ハー｢ホグワーツじゃ出来ないわ｡さぁハリーもう1回盾の呪文の練習よ｣

ハーマイオニーは空気を変えるようにパチンと手を鳴らして声をかけた｡そして私とロンはハリーの盾の呪文の練習をずーっと眺めていた

シリウスはあれから毎日ペンダントで話した｡いつも決まって話の終わりには､｢迷路を安全に通過することに集中する事､Aくれぐれも無茶はしないでくれ｣だった

私は決まって『勿論だよ』って返していた

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第3課題が行われる朝､グリフィンドールの朝食のテーブルは大賑わいだった

朝､梟が飛んできてた｡2つの手紙が来た｡1人は私の大切な人のシリウスから､そしてあの嫌に綺麗な筆記体で書かれた手紙だ