スイレンの花 ３【NARUTO】

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すると、教室にかけられた幻術が消え、現実に戻った。



「ふ〜〜ん…なかなかやるねェ。でも見破っただけじゃあ…ねえっ！！」




するとふいにコテツさんが蹴りを繰り出した。

サスケが応戦しようとしたそのとき。



「……」



音もなく、間に人が入って2人の動きを止めた。

おかっぱの頭の人。なぜかどこかで見たような気がするけど…。



ﾘｰ「フーー」

ﾈｼﾞ「おい、お前約束が違うじゃないか。下手に注目されて警戒されたくないといったのはお前の方だぞ」



するとそのおかっぱの人はサクラちゃんに目配せする。



ﾘ「……だって」



ま、まさか！



ﾃﾝﾃﾝ「これだわ……」



仲間とみられる人が首を振ると、彼はサクラちゃんに近づいてきた。



ﾘ「あの――ボクの名前はロック・リー。サクラさんというんですね…。
　ボクとお付き合いしましょう！！死ぬまでアナタを守りますから！！」



やっぱりか！この人サクラちゃんにホの字だった！！



「ぜったい…イヤ…あんた濃ゆい…」


そんな彼にサクラちゃんは辛辣。


「サクラちゃん…発言がストレートすぎ…」



私がそういうと、リーと名乗った人は私を見つめた。




ﾘ「おや？あなたはうちはすいれんさんですね！
噂には聞いています！木の葉一の美少女と呼ばれる存在だと！！」

「ええっ！！？なんですかそれ初耳です！」



思わず大声を上げると、ざわざわと外野の声が入ってきた。



「いわれてみりゃ確かにかわいいな…」

「やべえ、すげえタイプ。後で話しかけてみようかな」

「ふざけんな！オレが話しかけようとしてたんだっての！」

「はあ！？知るかよ！話しかけたもん勝ちだ！」



いや、勝ちも何も私にはサスケしかいないから！！

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