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備考 ページ5




【関係】

NL ╴

BL ◎

GL ◎




【備考】

〇3年C組。手芸部に所属している。部活内の仲は良く、和気あいあいとした雰囲気で活動していた。

〇小学3年生の頃から空手を始める。自主練習もそこそこしていたものの、筋肉も付かず、特段上手くもなかった為、才能が無いと自覚して辞めた。中学2年生の時。親も反対はしなかった。自分はできる限りの力を出し切った、という感覚。

〇小学生の頃は平均より少し高いくらいだったが、中学生に入ってから、身長がぐんと伸びた。中2の後期時点で175cmは越えており、高1後期になると190cmほどになる。中学でも高校でも、あだ名は巨人だった。

〇親に内緒で飼っていた犬の、首輪に付けていた鈴(直径2センチほど)をずっとポケットに入れている。忘れないため、だそう。

〇彼の机の中には、彼の個性であるミサンガ用の糸や裁縫道具が突っ込んである。教材は毎回家に持って帰るタイプであるため、少ない。

〇彼が学校に残っていたのは、手芸部での個人制作がラストスパートでもうすぐ終わりそうだから、と帰るのをしぶっていたため。作品はユキの騒ぎで周りがもたついている間に完成させた。丈夫で綺麗なバッグ。


〈過去〉
彼が高校1年生だったとある夏の日。こっそり飼って可愛がっていた犬の散歩として古びた神社を訪れた彼は、リードを離して犬を逃がしてしまう。

本殿の中に逃げる犬を追いかけ、中に入ろうとした時、すぐ横にひどい音を立てて鳥の死骸が落ちてきた。不思議に思って空を見ると、白い雪がちらついている。異様な風景にぞっとした彼は急いで本殿に入り、犬を探すが、どれだけ探しても見つからなかった。外からは鳥の必死な叫びがいくつも聴こえていた。

どうしても嫌な予感がして降りやむまで外にでなかった彼は、雪が止んでから外に出る。暫くして見つかったのはリードと首輪、そして茶色い毛のみ。犬の姿は何処にも見当たらなかった。

数ヶ月前にも犬が逃げ出したことがあったが、その時は次の日にはいつも餌をあげる場所に平然とした顔で居たことを思い出し、道中点々と落ちていた溶けかけの動物たちから目を背けて、逃げるようにして家に帰った。どうしても早く神社から逃げ出したかった。

それから、何日、何ヶ月経っても、犬はいつもの場所に帰ってこなかった。彼は、自分がもっと注意していれば、と後悔している。このことから、彼は《見捨てる》ことに強い忌避感を覚えるようになった。

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作者名:さはら | 作成日時:2022年7月30日 19時

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