壁ドン相手は【日替わり】

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ひたすら、色んな歌い手に
色んな壁ドンしてもらう小説です(?!)

「壁ドンむり…」や「は…?」って方は

自衛をオススメします！

それはもう！！全力で！！！！()

【お相手さん】

▷After the Rain

▷浦島坂田船

▷天月

▷蒼(そういぶ)

▷すとぷり

【制作済】

(2文字揃えの為､1部名前を
縮小させて頂いております｡)

△まふさん
△Souさん
△いぶさん
△坂田さん
△天月さん
△志麻さん
△るとさん
△ころさん
△浦田さん
△七森さん
△そらさん ꫛꫀꪝ
※キャラ崩壊が多く見られます。

*✿❀*✿❀*✿❀*✿❀*❀✿*❀✿*❀✿*❀✿*❀✿*
こちらの作品もよろしくお願いします。

【るぅと】待ち合わせは。
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sasasasa331/

【すとぷり】嫌われ者なあの子に仕方ないから姫の座、譲りました。
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sasasasa332/

11種類の結果パターン

今日の彼氏は... - 2024年5月11日

るぅと

「じゃあ、僕からですね。」

黄色いパーカーを身に付けて、微笑む
彼氏に私もつい頬が緩み、答えた。

「うん」

時刻は、丁度お昼の12時くらい。

ご飯も食べず、私達は大学の友人から「要らないから受け取ってくれ」と言われた俗に言う、人生ゲームをやっていた。

人数が少ない分、少し物足りない感は
あるけれど相手が彼だからやっぱり楽しい。

そんなことを考えていたら

彼は、結婚コースに突入したようで。

「なんか緊張してきたね。」

「それはるぅと君だけじゃない？笑」

「YOUは、緊張してないんですか？」

「特に…」

・

・

逆に、人生ゲームのどこに緊張する要素があるのか分からないくらいだけど…と、思いながら

「じゃあ、次私の番だね」

そう言って、少し力加減をして
ダイヤルを回せば、出た数は3。

進んだ先には、白い小さな字で

「左隣の人から3000円もらう」

と、記入されてあった。

左隣には、さっきまでわくわくしてた顔を

拗ねたようにする、るぅと君が居た。

「なんか、ずるくないですか…？」

「ま、そういうゲームだし！」

そう言って、彼から手渡しで3000円を貰い
自分の手元にある紙の束に加えた。

「はぁ…なんか、手元が軽いです、」

そんなことを言いながら、彼もダイヤルを回し、出た数は6。

その数だけ、トントンと自分の車を動かしていく手元を見ていると、止まったところには

「結婚する」

と書かれていた。

「わ～、おめでとう！！」

結婚すれば、最後には得点ボーナスが
貰える。にこにこと彼の顔を覗き込めば

彼は、顔一つ変えないまま

私を壁に押し付け、ドンと腕で私を
閉じ込めた。

「しません。」

と、答えた。

「へ？」

「僕、結婚しません。」

「…なん｣

「なんで」の、「で」を言おうとした
瞬間、柔らかいものが私の口を塞いだ。

「…YOUは、僕と結婚する気無いんですか？」

「へっ…」

「僕は、YOUと結婚したいです。」

気付いたら、彼の手は右手は私の
空いている左手を包み込んでいて。

「あの、るぅとく…」

「僕の隣は、YOUで充分です。」

そう告げた後、私にふわりと優しい笑顔と

若干の苦笑いを浮かべたあと苦しそうに

私の首へ、頭をグリグリと押し付けた。

そのまま、私の首へ顔を埋める彼に

私は心を許した。

「星くれるなら、結婚しますよ？」