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サンプルボイス ページ3




【サンプルボイス】




敬語もきちんと使える。ゆったりとした喋り方。




「オレのこの苗字ね、"あおやぎ"、って読むんだ。よく"あおやなぎ"って呼ばれちゃうんだけど……あ、そんな他人行儀にしなくても。つむぎでいいよ」




「オレが役に立てることってほとんどないからさあ、勉強も運動も目立って得意なわけじゃないし……目立ってることっていったら背の高さとミサンガ作りくらい。そう、だから自分の才能を見つけるために色々試してるんだけど……それでね、こないだタロットを買ってみたんだ。……うん、タロット。占うやつ」


「ということで、占ってあげる。 ……やり方は調べたから大丈夫っ、ちゃんと覚えたし。……あ、でもやっぱり不安だから調べながら占っていい?」





「か、かっこいい……! うわあ、わあ、〇〇さすがだっ!すっごくかっこいいよ……!」


「猫の死骸をどうにかしてって言われても、ごめん、オレちょっと無理。死体は……怖くて」


「ひどい、そんな事言わないでよっ。……わかった、もう〇〇とは口きかない! もう絶交だっ、来週一緒に見る映画オレが決めてやるから。ポップコーンもキャラメルじゃなくて普通のにするからっ。……でもオレ、キャラメルがいいな……やっぱりポップコーンはキャラメルにしようか」


「はあ、今日も平和だねえ。……〇〇と〇〇が喧嘩してる?へえ、本当に仲良いよね、あの子たち。……?うん、いつもの事だよ」


「なに、雪?あれ、今って夏じゃなかったっけ。暑い、し、あれ?……え、あっ、まってっ!外に出ないで!」


「……ほら、こんなことになっちゃったからさ、仲良くするしかないだろ。というかオレはみんなと仲良くしたい」


「最初はオレも普通の雪だと思ってた。……あ、うん、あの『ユキ』の話。正直今でもすっごく怖いから学校の外に出たくないんだけど、みんなが行くっていうんならオレも行くよ。ほら、一応、経験者だし……オレだって、盾くらいにならなれるだろ」


「ミサンガって色々編み方があるんだよ。色んな柄になって、色んな色がある。ちょっと工夫するだけで、世界にひとつだけのものがつくれるんだ。ほら、これ、綺麗だろ。君らしい模様にしたんだよ。 ……うん、似合う!君にあげるよ。実はこの学校の人みんなに配ろうかと思ってて。人数もあまりいないし。付けてくれるかはわかんないけど、気持ちだけでも」



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作者名:さはら | 作成日時:2022年7月30日 19時

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