40.前日 ページ40
『明日は、KnightsのLIVEか、、』
自室のベットにゴロリと寝転がり、リラックスする。
手元の手帳には、LIVE当日のスケジュールが書いてある
私がKnightsのプロデューサーになってから、初めてのLIVEだ。
今まで仕事として、アイドルをプロデュースしてきたが、今回は違う
私を含めて皆で創るステージだ。
業務じゃない、給料なんて関係ない。
いや、、、ちょっと給料は欲しいけど、、
でも、このステージを、仕事なんて呼ばせない
今の私は、アイドルを仕事として見るのではなく、1人の人間として接した。
面倒な事もあったし、悲しい事もあった。
恋もした。
恋、、、。
私が、、、?
『〜っ』
レオ君の顔を思い出して赤面し、枕に顔を埋める
はい。恋してますねー!!!
でも、過去の私では、経験出来なかった
きっと皆のお陰だ。
私は知っていた。
父は、私が仕事ばかりで、友情や恋愛とは程遠い生活をしていた事を気にしていたのだ。
だから、アイドルの仕事で繋がっていた天祥院に声をかけ、夢ノ咲学院へ転入させたのだ
当の本人は隠しているようだが。
どうせ、天祥院から貰っていたお金も私を騙す為のフェイクだ
最初は、友情とか恋愛なんて興味も無かったから、私の意思なんて関係なく強制的に転入させられた事に腹を立てていた。
でも、転入して分かった
友情や恋愛なんて、くだらないと思ってたのに、今は大切で仕方がない。
そして、どこか心が救われた気がした
父から折角貰ったプレゼントだ。
精一杯、楽しもう
まぁ、恋愛については、悩んでいるのだが。
重たい溜息を吐く
ぼーっと真っ白な天井を眺めた
日が経つにつれ、想いが強くなっている
レオ君と居るのが楽しくて、離れたくないと思ってしまっている。
きっと、このままだとプロデュースに集中出来なくなってしまう
日が経つにつれ、想いが増す事で、嫌でも分かってしまった。
そして、もう無視出来ないほどに、その想いが大きく膨らんでしまっている。
もう伝えてしまおう。
いや、伝えなければならない。
恋愛なんてした事がないから、どうすれば良いのか分からない
そもそも、相手はアイドルで私はプロデューサーで世界が違うのだ。
そんな世界が違う人と付き合ってもいいのだろうか、、、
不安で胸がいっぱいになる
でも、私は、彼には幸せであって欲しいのだ
私は、私に嘘なんてつきたくない。
やる事は1つだ。私は、進む。
186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SY(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 393fa5d78e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 主人公ちゃんの性格が凄く好きです。これからの主人公ちゃんの行動を楽しみにしてます。更新頑張ってください!! (2019年4月5日 13時) (レス) id: 557ad2f8ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SY | 作成日時:2019年3月15日 4時