*Bonds*16

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潤side


・


ショックで、頭が真っ白になって。


意識が、なんだかぼんやりする。

けど、そんなとき見えた翔くんの顔。

俺に近づいてくる、その大きな瞳を見て。



「ごめ…なさ…っ。」

苦しかったけど、そう伝えた。

ちゃんと、響いたかな。翔くんの心に。


「なんで…謝るんだよっ…。」




泣き叫びながら、手が俺の頬に触れた。


優しい…優しい手が…。

あったかい、手が……。


「しょ……くっ。」

「うん、ごめんな。俺こそごめんな。あのときは…言い過ぎた…っ。」




そんなことないよ…


そう、言おうとした言葉。

だけど…


「…お、れ……。」



どんどん、意識が薄れていく。


「潤っ…潤っ!」

なんだか、久しぶりの『潤』と呼ぶ声が、
遠くで聞こえた。


・


暗くなった意識。

そんな中、『音』だけが聞こえてくる。


「よく、頑張ったよね。」

「すごい隈じゃん…。」




重いまぶたを開くと…


「…あっ、松潤!!」

「調子はどう?」


優しい瞳で俺を見つめるメンバーがいた。



「…へー…き。」

「胃潰瘍…だって。」

「…え。」

「ストレスたまってたみたい。」


お願い…



「そんな…顔…。しないでよ。」


かすれた声でつぶやくと。



あったかいぬくもりに包まれた。

耳元で

「ごめんね…。」


って聞こえる。




俺は、大丈夫だよ。


みんなは、俺の歩調に合わせてくれるから。



俺こそ。あの日、イライラぶつけちゃってごめんね。



end

＊

過呼吸と、大ちゃん中心の看病
というのが、うまくかけませんでした。
申し訳ございません汗

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