検索窓
今日:28 hit、昨日:0 hit、合計:198,340 hit

ページ23

智side





プルルルッ

仕事終わり。


ポケットの中で,携帯が小さく振動して。

「もしもし?」


携帯を耳に当てた瞬間に,聞こえた焦ったような声。


「さ,智くん?」

「ん,そーだよ。どうしたの?」

「今ねっ松潤家で…。1回吐きだして,全然おさまんない。」

「へ?」

「熱もたけぇし。と,とにかく,来てくれない?松潤家に。」


なんとなく,想像できる,今の状況。

松潤,また頑張り過ぎちゃったのかな。


「今すぐ行くから。待ってて。」




マネージャーに頼むと,快く松潤家まで連れて行ってくれて。

扉を開くと,汗びっしょりの翔くんが,玄関まで走ってきた。



「どーしたの?その汗。」

「松潤が寒そうだから。暖房つけてて。」

「あ…。まだ,熱上がりそう?」

「ん。39℃近くあるんだよ。」


そう会話している最中,

「げぇっ…おぇ,う,うっ…はぁっ…。」



小さく灯りがもれたトイレの中から聞こえてくる,
えずく声。

「やばそう…だねぇ。」


慌ててトイレに駆け込んで,
上下する背中をさする。



……あっちぃな。


ふれた背中は,思った以上の温度で,思わず顔をしかめる。




「っはぁ,はぁ…。」

「どう?ちょっとはおさまた?」

「げぇっ…,っ…はぁっ…わか…ない…。」


翔くんと顔を見合わせる。




「病院,連れて行く?」

「このままじゃ,よくならないよねぇ。」


松潤に聞いてみたら。


「んっ…。」



よっぽど辛いんだろうね。

抵抗無しに頷いてくれた。

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
373人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わかぶー(プロフ) - 絆結さん» ねー。そうそう,あゆれでぃおじさんね笑 たこ焼きのくだり好きだわー。あとさ,舞台裏で…あ,さっきコメントでいったばかりや笑 (2015年8月5日 22時) (レス) id: e8fdffcb3c (このIDを非表示/違反報告)
絆結 - わかぶーさん» 分かるー!翔潤も多い。…2人の絡みだと、Are you readyおじさんとかんとこが好きだな… (2015年8月5日 16時) (レス) id: f6b1f2fe97 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - 絆結さん» それそれ!しかも地味に発音いいし笑 てかさ、今回、翔潤多くなかった?絡み。舞台裏で目合わせてしゃべってたから一人で興奮しちゃった笑 (2015年8月4日 20時) (レス) id: d19f3ef835 (このIDを非表示/違反報告)
絆結 - わかぶーさん» ね!英語上手いよね。…英語と言えば、スッピンで翔さんの英語を真似してる智くんが最高(笑)スッピン、お山が安定よね~。 (2015年8月3日 19時) (レス) id: f6b1f2fe97 (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - 絆結さん» スッピン最高よねー♪てか,英語うますぎよね。もう,あの流暢な英語にめろめろですぞ,私。ああ,確かにいわれてみれば似てるかも笑 (2015年8月3日 7時) (レス) id: e8fdffcb3c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わかぶー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=0036264675  
作成日時:2015年7月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。