46p-終2 ページ16
昔の主の恋人
音海 青羊(とかい せいよう)
、
「ねえ、身内が掌を返して来た気分はどう?貴方の手駒といい勝負だったみたいじゃないの!」
「一体なんの話か」
「この一ヶ月間、折原臨也について論じたり、戸仜に会ったり、それ以外でも私は有意義に過ごしていたよ。」
「は?なに言ってんの…?」
三段程手すりを降りてから女の居る所へ飛び降りる。
「貴方がやり合ってると思ってたのは私じゃない。臨也だよ。」
「っは…?」
「彼はそんなにチョロくないし甘くもない。踊らされていたのは貴方」
「嘘!嘘よ!負け惜しみは辞めなさいよ。」
「それは貴方じゃなくって?」
「… 、」
「教えてあげましょうか。」
ゆっくり、
「貴方は私を妬んでいた。私が居ることで貴方は自分に対する劣等感を懐き、劣る自分を許せなかった。」
「自惚れが激しいんじゃなくて!」
「私はそんな自愛家じゃ無いよ。馬鹿みたいに鈍くもない卦度」
「だから彼に目を付けたんでしょう?」
ゆっくり、
「…!違う、違う!私は青羊さんが好きだった!」
、
、
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戓乃(プロフ) - 欺きにゃんこさん» ギャー滅茶苦茶嬉しいです、有難うございます…!逆に分かりにくくなってないかが最近の悩みです(´///// ` *) (2018年7月4日 15時) (レス) id: 7358168600 (このIDを非表示/違反報告)
欺きにゃんこ(プロフ) - とてもお話が凝っていて 面白いです。 続き待ってます (2018年7月4日 14時) (レス) id: 57e8984140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃 | 作成日時:2018年5月24日 6時