【ゆらくら】わたしとお話しましょう？【カスミちゃんによる35の質問】──柏元ゆんな──

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Q1.改めて聞く必要もないけれど、あなたのお名前は？
「柏元(かしもと)ゆんな、小学五年生です！」

Q2.一応聞くけど、性別は？
「ふえ……女の子だよ？」

Q3.うーん、そうね。どちらの質問も今更すぎたわ。
趣味はなに？あるなら、どうしてそれが好きなの？
「最近はよく学校の図書室でご本を借りて読んでるんだ！今読んでるお話はね、プリンが大好きすぎて、お国の人達の主食をプリンにしちゃった王様のお話なんだ。すごくおかしい話だけど、なんだか咲楽ねえに似てて面白いんだあ」

Q4.そうなんだ。学校には行ってる？クラブ活動とか部活動もしてるのかな？
「うん、行ってるよ！クラブはね、わたしは手芸クラブに入ってるの！全然上手に縫えないんだけど……でもね、咲楽ねえみたいになりたいから、頑張ってるんだ！咲楽ねえはすごいんだよ。わたしにね、可愛いお花の刺繍が入ったマフラーを作ってくれたの！今でもお気に入りなんだあ」

Q5.お父さんとお母さんはいる？二人のことは好き？
「うん、いるよ。二人とも、とっても優しいから好き。でも、二人ともきっとお互いに嘘をついてるから、そんなお母さんとお父さんは嫌い。……よく、わからないんだ」

Q6.ふーん。きょうだいはいるの？
「ううん、一人っ子だよ。でも、いとこの咲楽ねえとはとっても仲良しで、本当のお姉ちゃんみたいなの！」

Q7.そう、一人っ子なのね。……そうだ。もしかして、好きな人とかいるの？ああ、恋愛的にね。
「えっ、いないよ！そういうお話、ちょっと恥ずかしいからあんまりしたくない、かな。ごめんね」

Q8.ふーん。……まあいいわ。次はそうだなあ……あ、初めて会った時、わたしや夢の中で意識があることについてどう思った？
「とってもびっくりしたよ！お父さんもお母さんも信じてくれなかったけど、咲楽ねえは信じてくれたんだ。わたしの秘密のお友達だよって言ったら、素敵だねって笑ってくれたの！でもまさか、咲楽ねえとカスミちゃんがお友達だったなんて思わなかったなあ……」

Q9.なるほどね。今はどう？わたしのこと好き？
「うん！とっても大好きなお友達だもん」

Q10.ふふ、そうよね。お友達だもん。……わたしの夢の中で出逢った子の中で、一番仲良しだと思ってる子は誰？もしかして、わたしだったりして？
「うん！カスミちゃんのこと、とっても大好きだし、仲良しだと思ってるよ。あとね、かえでちゃんや享くんも、わたしとすごく仲良くしてくれるんだ」

Q11.ふーん？そうなんだ。じゃあ、逆にちょっと苦手かもって子、いたりする？誰にも言わないから教えて欲しいな。
「どうだろう……でも考えてみると、咲楽ねえ以外の年上の人たちってちょっとこわいから苦手……なのかなあ」

Q12.へーえ？ふふ、分かってるよ。誰にも言わないってば。わざわざそんな何の生産性もない行動取ったりしないわ。次にいきましょう。自分のやってしまったことで、すごく後悔したことってある？
「えっと、お父さんとお母さんに内緒にしておいてねって言われたこと、きっとあんまりよくないことだってわかってるのに、ずっと伝えられないでいること、かなあ」

Q13.へえ、そうなんだ。まあ、程度の差はあれどきっと誰しもするわよね。わたしは記憶している限りではないけれど。そうね……じゃあ、嬉しいと思うときってどんなとき？
「咲楽ねえやかえでちゃんが褒めてくれたとき！すごいねって言われると照れちゃうけど、とっても嬉しいの。あとはね、かえでちゃんがお花の冠を作ってくれたときも、とっても嬉しいんだよ。飛びあがっちゃうくらい！」

Q14.なるほどね。話は変わるけれど、特技とかあったりする？教えてほしいな。
「特技？うんとね、お花のことならちょっとだけわかるよ！あ、でも、かえでちゃんの方がお花に詳しいしなあ。ご本についても、享くんの方がお話色々知ってるし……えっと、えっとね。うーん……ない、かも……」

Q15.幸せな物語より、救いのない物語の方が好きだったりする？
「えっと、みんなが幸せな方がいい……とは思うけど、その人にとっての幸せとか、色々あるから……一口に救いのない物語って言っても、それぞれのお話に色んな見方があるんじゃないかなって、思うよ。わたしは、そういうお話にもおもむき？があるから、好き……かな」

Q16.自分の容姿についてどう思う？あなたが思う自分の顔のチャームポイントとかあったりするの？
「ど、どうだろう？えっとね、咲楽ねえとおんなじ髪の色だから、わたしの髪は好きなんだ。あとは咲楽ねえがわたしの髪はすごくさらさらしてて羨ましいって言ってたから、ちょっと得意げな気分なの。えへへ」

Q17.へえ、なるほどね。わたしの容姿についてはどう思う？かわいいわよね？
「うん、とってもかわいいよ！絵本の中のおひめさまみたいで、こんなに素敵なお友達がいるのがなんだか誇りに思えてくるの」

Q18.ふふ、冗談だよ。でも真面目に答えてくれてありがとうね。じゃあ自分の性格についてどう思う？直したいところとかあったりするのかな？
「わたし、すぐ泣いちゃうから……そこは直したいかな。嫌いなの、泣き虫なわたしのこと。だからね、もっと好きになれるように、強い子になりたいんだ」

Q19.みんな本当にここから帰りたいのかな？あなたはわたしと一緒にいてくれる？
「あのね、それはできない、かも。咲楽ねえが帰りたいって、一緒に帰ろうねって言ってるから、わたしも一緒に帰るんだ。咲楽ねえのことも、大好きだから」

Q20.ごめんね、またからかっちゃった。というか、みんな本当に帰れると思ってるのかな？あなたはどう思う？
「咲楽ねえならきっと、帰る方法を見つけてくれるんじゃないかなって思うの。だからね、わかんないけど、帰れる気がしてる」

Q21. ……そう。ねえ、帰れるとしたら帰りたい？それともここにいてくれる？理由も聞かせてほしいな。
「えっと、それは……それはね、出来ないんだ。さっき言ったみたいに、カスミちゃんのことも好きだけど、咲楽ねえのこともとっても大好きだから。ごめんね」

Q22.ふーん。よくわかんないや。でもまあ、妨害はしないけれど。わたしから帰したりもしないよ。出口があると思うなら探してみればいいわ。いずれ答えはわかるはず。そういえば、もしあなたが特に仲良しだと思ってる子がここから帰りたいって言っていたら、あなたはその手助けをしたいと思うの？
「うん、もちろん！享くんもわたしのこと、助けてくれるし。かえでちゃんも、とっても仲良しだから」

Q23.へえ、そう。……ふふ。別に大したことじゃないのよ。そうだ、あなたのお誕生日っていつだったかしら？
誕生花とか、そのお花の花言葉とか知ってる？
「えへへ、あのね！わたし、6月1日生まれなんだよ！それでね、誕生日のお花がカスミソウなの！えへへっ、カスミちゃんの名前も、カスミソウが由来なんだよね。だからとっても嬉しいんだ、わたし」

Q24.そう。……ここって時間の概念とかないから、お誕生日会とかは出来ないんだけれど……みんな子供のままでいられるし、別にいいわよね。わたし次第では、朝や昼や夜の風景に変えることはできるけれどね。
まあ、お誕生日会はできなくてもパーティー自体はいつでもできるわ。そうね、せっかくならみんなの好きなものを食べてもらいたいわ。あなたの好きな食べ物を教えて？理由とかあったりする？あ、別に無理に理由を付け加えなくていいからね？なんとなく好きだって思うのはよくあることよ。
「オムレツかなあ。お母さんが作ってくれるオムレツはね、いつもチーズが入ってるの！ホワイトソースがよく合うんだ。とっても美味しいの」

Q25.そうなんだ。確かにそんなイメージあるかも。……え？夢の世界なのに食べられるのか？そうね。実はわたしもこの夢の空間のことを全て把握できているわけではないの。……別におかしいことではないでしょ？だって、あなたは現実──あなたの生きる世界のことを全て理解できている？そんなわけないでしょう？
……話が逸れたね。でも、少なくとも幻であっても食感や風味は感じられるみたいだし、食べた気にはなれるんじゃない？きっと夢だし、わたしにとっては現実でもあなたたちにとっては幻だけど。
そうね、逆に苦手な食べ物も聞いておこうかな。好きじゃないもの出されるの嫌でしょ？あ、理由も教えて欲しいかな。
「アボカドかな。サラダに入ってた時があったんだけど、噛んだ時にぐにゃってなって、変わった味がして……すごく、苦手なんだ」

Q26.なるほどね。覚えておくわ。
次は……そうね、この人が悲しんでたら自分も悲しくなるってとき、あなたにはある？この世界の子でいうなら、それは特に誰に対しての感情かしら？
「咲楽ねえ！……もだけど、かえでちゃんもかな。あのね、かえでちゃんに一緒に帰ろうねって言うと、あの子、すごく悲しそうな雰囲気になるの。どうしてなのかわからないけど、わたしも悲しくなっちゃうんだ」

Q27.へえ？……あら、別にこの笑顔に含みなんてないわよ。わたしは元からこんな顔なの。そうね、それじゃあ……ここで出会った子を通して、何かに対する価値観が変わったりはした？
「かちかん？って、なに？……えっと、ごめんね。よくわかんないから、全然違うこと言うかもしれないけど……多分まだ、他の人を見てびっくりしたこととかは、ないかなあ」

Q28.そうだ、なにか欲しいものはある？よかったらわたしが用意してあげるわ。なんてったって、わたしの夢の中なんだからわたしだけには自由自在ですもの。あ、危険物は用意しないわよ？あとわたしがイメージしづらいものも難しいわ。
「え、本当に？やっぱりすごいね、カスミちゃんって！えっと、えっとね。……あう、思いつかない……なんでだろう。ごめんね……何か思いついたら言うね？」


Q29.ええ、別にお安い御用よ。いつでも渡してあげるわ。
……そうね、この話は一旦置いておきましょう。将来の夢とかはあった？目指していたものがあるなら知りたいわ。
「将来のことについては、まだあんまり考えてないけど……お花屋さんとか、お花に関係するお仕事をしてみたいなって思うことはあるよ」

Q30.ふーん。現実の世界でお友達はいた？どんなお話しをしていたのかちょっと興味あるわ。
「うん、えっとね……歌手の人のお話とか、モデルさんのお話とか、みんなしてるよ。わたしは……その場にはいるんだけど、あんまりついていけてない、かな……」

Q31.あら、そうなの。でもまあ、ここでは一人じゃないから安心して？みんなずっと一緒よ。ところであなたにとって、「お友達」ってどういう存在？どういう定義なのかな。
「カスミちゃん、ありがとうね。でもやっぱり、帰らなきゃだから……。えっと、お友達？かあ。好きなもののお話とか、気軽にしあえる人……？かな？上手く言えないけど、それでわたしもその人の好きなものを知って、好きになれたりすることもあるから、とっても大切な存在だなって思うよ」

Q32.なるほどね。わたし、こういう哲学的な持論を人から聞くのとても好きだわ。じゃあ、そうだね……あなたにとって、「家族」ってなに？あなたにとってどんな存在に感じているのかしら。
「えっと、信頼し合って、支え合える存、在……？あ、ごめ、ごめんね。ちょっと、言いたいこと……わかんなくなってきちゃった」

Q33.そっか。……それなら、家族とお友達、どちらが大事？よくあるもしも話だけれど、片方しか助けられない状況下だったらあなたはどちらを助けようと思う？あるいはどちらも助けないかしら。
「えっと、それは……あう、ごめんね。なんか、わかんない。選べないよ」

Q34.あはは、ごめんね。ちょっと意地悪な質問だった？というか、質問攻めにされたこと自体怒ってたりする？
「カスミちゃん、いじわるしないでよぉ……でも、カスミちゃんのこととっても大切なお友達だと思ってるから、怒ったりなんてしてないよ」


Q35.それならよかった。あなたってやっぱり優しいわね。おかげで楽しい時間だったよ。ありがとうね。またわたしとお話ししてくれる？いいわよね？
「うん！だってきっと、また会えるもん！そうでしょ、カスミちゃん！」


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これで終了です。キャラクター性がより伝われば幸いです。