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「またいつか、
二人、手を繋いで。」
どうも、奏＜そう＞と申します。
『傘l村lトlーlタ』様の歌を
萩松で曲パロをしたのがこの小説です。
※注意※
・両者生存IFの二次創作
・本家様に関係はありません
・雰囲気重視の駄作 etc.
□ふんわりとした設定□
・萩原が例の事件で一命はとりとめたものの植物状態に
・その後ほぼ原作通りに松田は捜査一課に異動
(・萩原は幽霊みたいな感じで
ぼんやり同期(主に松田)を見てる)
・一応 “萩原 × 松田” です。
一作目→ http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero1/
二作目→これ
三作目→http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero3/
四作目→http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero4/
「またいつか、二人、手を繋いで。」
どうも、奏＜そう＞と申します。
『傘l村lトlーlタ』様の歌を
萩松で曲パロをしたのがこの小説です。
※注意※
・両者生存IFの二次創作
・本家様に関係はありません
・雰囲気重視の駄作 etc.
□ふんわりとした設定□
・萩原が例の事件で一命はとりとめたものの植物状態に
・その後ほぼ原作通りに松田は捜査一課に異動
(・萩原は幽霊みたいな感じで
ぼんやり同期(主に松田)を見てる)
・一応 “萩原 × 松田” です。
一作目→ http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero1/
二作目→これ
三作目→http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero3/
四作目→http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruakero4/
**
Matsuda Jinpei side
壊れてるのは世界だろうか。
間違っていたのは世界だろうか。
例の事件に萩が巻き込まれてもう4年だ。
4年も、俺はアイツの声が聞けてない。
「おはよう」って一言すら。
時が戻れば、なんて思いつつ、
俺はずっとお前をこの世界に閉じ込めている。
声が枯れるほどに話しかければ、
きっと気付いてくれるよな?
…叶うなら、また二人で歩きたい。昼頃がいい。
今は寒いし、春辺りに。
11月6日。今年も萩の病室に来た。
降谷たちも来た。
ぶっちゃけアイツらの方が早かったけど。
そして、運悪く帰りに事件にあった。
でも、昔の萩を思い出して、死なずに済んだ。
死んでたまるか。
今アイツを長く眠らせた奴を追ってんだ。
正直、アイツが防護服着なかったのも
駄目だったと思うが、
それであの犯人は許されたりしない。
明日死ぬかもな、なんて少し諦めてるとこはある。
アイツだって、目覚めるか分からないらしいから。
夜。一人で病室に戻ってきた。
仕事は…まあ何かあっても
俺の教育係のアイツがなんとかしてくれるだろう。
「…萩。俺がこんなにお前に話しかけるのも、
メール送んのも、お前のためだけじゃねえんだよ。
俺が、またお前と、話したいから…なんだよ。」
お前無しで数年生きたけど、
やっぱり萩がいねぇとキツい。
どうにもならないことなんて知ってる。
だからって嫌いにはなれなかった。
…少し気持ちが落ち着いた。
「じゃあな、萩。来年から来れっか分かんねえけど、
お前のことは忘れたりしねぇよ。」
立ち上がって寝ている彼の顔を見ると、
不意に昔の会話を思い出す。
『ねぇ陣平ちゃん?』
『なんだよ?』
『俺、ホントにお前のこと好きなんだけど、
陣平ちゃんはどう?』
『…はっ、分かってる癖に…
……俺も。』
お前が好きだよ。
丁度、4年閉じてた萩の目が、
開きだしたように見えた。
**
Matsuda Jinpei side
壊れてるのは世界だろうか。
間違っていたのは世界だろうか。
例の事件に萩が巻き込まれてもう4年だ。
4年も、俺はアイツの声が聞けてない。
「おはよう」って一言すら。
時が戻れば、なんて思いつつ、
俺はずっとお前をこの世界に閉じ込めている。
声が枯れるほどに話しかければ、
きっと気付いてくれるよな?
…叶うなら、また二人で歩きたい。昼頃がいい。
今は寒いし、春辺りに。
11月6日。今年も萩の病室に来た。
降谷たちも来た。
ぶっちゃけアイツらの方が早かったけど。
そして、運悪く帰りに事件にあった。
でも、昔の萩を思い出して、死なずに済んだ。
死んでたまるか。
今アイツを長く眠らせた奴を追ってんだ。
正直、アイツが防護服着なかったのも
駄目だったと思うが、
それであの犯人は許されたりしない。
明日死ぬかもな、なんて少し諦めてるとこはある。
アイツだって、目覚めるか分からないらしいから。
夜。一人で病室に戻ってきた。
仕事は…まあ何かあっても
俺の教育係のアイツがなんとかしてくれるだろう。
「…萩。俺がこんなにお前に話しかけるのも、
メール送んのも、お前のためだけじゃねえんだよ。
俺が、またお前と、話したいから…なんだよ。」
お前無しで数年生きたけど、
やっぱり萩がいねぇとキツい。
どうにもならないことなんて知ってる。
だからって嫌いにはなれなかった。
…少し気持ちが落ち着いた。
「じゃあな、萩。来年から来れっか分かんねえけど、
お前のことは忘れたりしねぇよ。」
立ち上がって寝ている彼の顔を見ると、
不意に昔の会話を思い出す。
『ねぇ陣平ちゃん?』
『なんだよ?』
『俺、ホントにお前のこと好きなんだけど、
陣平ちゃんはどう?』
『…はっ、分かってる癖に…
……俺も。』
お前が好きだよ。
丁度、4年閉じてた萩の目が、
開きだしたように見えた。
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作者名：奏（腐っているヲタク） | 作成日時：2023年12月29日 6時
