【事前告知】Dear,My LastSupper【3L/ロスト有】

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世界観

　舞台は2023年の東京。
　技術革新の進むこの世界は、我々の住む世界と何ら変わりない。

　ただ、ある一点を除いては​───

　この世界には、古来より喰人種と呼ばれるバケモノがいた。
　彼らは姿かたちは我々人間と変わりない。けれど彼らは人間を食物とし、人知を超えた特殊な能力を用いて人間を捕食していた。彼らは悪である。我々は喰人種という脅威に、日々怯えて暮らしていた。

　しかし、人間もただ捕食されるだけではない。人類とは、逆境にこそ立ち向かっていく生き物なのである。奴ら蛮族を野放しにしておくわけにもいかない。
　政府は喰人種対策特別保安局を設立し、そして長きにわたり奴らを殲滅せんと立ち向かってきた。

　これは、そんな捕食者と、被捕食者の最終戦線の物語。


用語解説

❏喰人種(プレタ)
名前の通り人間を捕食する生き物であり、彼らは人間を捕食することによって消化に伴って自己生成される毒の解毒を行う。鬼嚢(きのう)(※後述)と呼ばれる器官が人間とは異なる発達をしており、その事が毒を生成する原因と考えられている。
【NEW！】人間より優れている点は燃費がいい点と身体能力が高い点、鬼倆(きりょう)と呼ばれる特殊能力を持つ点である。
燃費の点で言えば、個体差はあるが、1回の食事(人間含む)によって1週間程度健康的に生きられる程。

❏鬼嚢(きのう)
人間、喰人種どちらにも共通する臓器。甲状腺の上部、咽頭の左右両側にある内分泌腺。外から見た場合耳の下辺りの首筋に当たる部分。
前述の通り喰人種は鬼嚢から毒性のホルモンが分泌され血液を通して全身に回る。鬼嚢は常時一定のホルモンを分泌し続けているが消化活動に伴ってより活性化することが判明している。
人間の鬼嚢は喰人種の鬼嚢から分泌される毒性のホルモンを解毒するために有用であるため、喰人種は人間の鬼嚢を捕食することによって生命を保っている。

❏喰人種対策特別保安局(プレタたいさくとくべつほあんきょく)

またの名をPreta Countermeasures Marshals Service(通称：PCMS)。
喰人種に関するありとあらゆる事象を取り扱う公的機関。呼称はPCMS、または保安局とされることが主。
喰人種の捜査、討伐のみならず喰人種関連被害の治療や技術研究なども行っている。

❏捜査官(そうさかん)
食人種の捜索、捕縛、討伐に当たる局員。保安局のメイン業務であり花形。専門の士官学校を卒業後、入職試験にパスすることによって入局することが出来る。入職試験は喰人種に関する基礎知識から、関連法律等の筆記と戦闘技術等の実技試験を突破する必要がある超難関。要するにエリートである。

❏特殊捜査官(とくしゅそうさかん)
捜査官の中でも塞覚者(さいかくしゃ)処置を受けた捜査官のことを特殊捜査官と呼ぶ。彼らは特殊な施術により喰人種と似たような特殊能力を獲得し、それを用いて捜査に当たる。
また、通常の捜査官を特殊捜査官と対比して一般捜査官と呼ぶこともある。

❏MO(メディカルオペレーター)
読んで字のごとく医療部門。当然医師免許必須。捜査官の治療や、民間に被害が出た際の医療任務にあたる局員。また、保安局附属病院の勤務医でもある。専門は外科に始まり内科や心療内科まで。基本的にほとんどの科の専門の医師が交代で勤務している。
また、一般人に対するプラドニウム定量検査や塞覚者の定期健診などを受け持つのもMOである。

❏技術開発研究所(ぎじゅつかいはつけんきゅうじょ)
喰人種や鬼嚢の研究、塞具の開発、塞覚者処置などありとあらゆる技術研究を担う部門。研究職というだけあって実力主義の変わり者が多い。

❏生餐會(せいさんかい)

喰人種の美食倶楽部。東京都港区某所の会員制懐石料理店を拠点としており、食に拘る喰人種達が集い、日夜美食を探求している。
加入には既存会員2名以上の推薦と入会金(500,000- +お気持ち)が必要となる金持ち喰人種の道楽。月会費もかなりの高額との事。その分所謂上流階級との繋がりを持つことが可能である。会員数は30名程度と推察されている。中には共喰いを行う者や特定の部位に固執する者など、変わり者も多く危険視されている。加えて政財界と関わりの深い人物も所属しているとの噂もあり、捜査に踏み込むことができないのが現状。

❏しちせ

世田谷区に佇むとある雑居ビルの3階に居を構える喫茶店。一応看板は出ているようだが店名だけでは何の店か分かりにくく、初見で入ってみようと考える人はまず居ない。
一見SNS映えしそうな喫茶店だが、その実態は喰人種のコミュニティとしての色合いが強く技能や性格において戦闘に不向きな所謂弱者のための福祉施設とも呼べる。従業員数は20名未満と推察されるが、彼らの庇護下にある喰人種の数は未知数である。
しちせの従業員は戦闘に長けたものが多く、力の及ばない喰人種のために保安局員との戦闘に当たったり、食料を調達したりなどしているが、基本方針が平和主義であるため出来るだけ戦闘や殺生は避ける傾向にある。

❏喰人種解放戦線(プレタかいほうせんせん)

新宿のとある廃ビルを根城にしている喰人種の集団。解放を掲げるだけあってかかなり過激な言動が目立つ集団でもあり、保安局から要注意団体として目をつけられている。
彼らの最終目標は喰人種による人類の支配であり、政府に対して宣戦布告を行ったり、テロ行為をしたりと過激かつ危険な集団。

❏J/K(ジャストキディング)

彼らは特定の拠点も思想も持たず、個人主義的な側面が強い。強いて言うなら渋谷原宿を中心に生活している喰人種が多く所属していると言われる。
リーダー的人物もおらずまとまりのある組織でもないため所属人数は未知数。
また、行動理念もなく「有事の際は助け合おう」程度の軽いコミュニティである。
そういった側面からかやや芸術家気質な変わった喰人種が多く所属しているとみられる。

【下記追記情報！】
❏鬼倆(きりょう)
喰人種が扱う特殊能力の総称。
喰人種の鬼嚢から放出される元素・プラドニウムにより発現するとされており、人智を超えたあらゆる事象を顕現する。
その能力は火や水を操るような自然に作用するものから自身の身体に作用するもの、他者の身体に作用するものまで多岐にわたる。能力は千差万別で2つと同じものはなく、個人にひとつのみ。
また、数多ある能力はどれも突飛なものであるが一応最低限の物理法則には則っていることが研究の結果判明している。
また、鬼倆を使用する際喰人種は首筋(ちょうど鬼嚢の付近)にエラのような切れ込みが現れ、瞳孔が爬虫類のように変化するという特徴がみられる。

❏塞能(さいのう)
特殊捜査官が扱う特殊能力の呼称。また、塞能を扱う人物のことを塞覚者(さいかくしゃ)と呼ぶ。
保安局にて定期的に行われる適性検査にて能力、人格、健康状態に問題がないと判断され、施術を希望する者に与えられる。特に人格については重要視されており、保安局に対して反抗の意思がないこと、また他者に対して攻撃的でないことなど、能力を得ても問題ない倫理観と組織運営の側面として保安局への忠誠度を慎重に見極められている。
また、同様の理由から能力を得た後でも定期的に適性検査が実施され、不適格と判断された人物は適宜████される取り決めとなっている。
尚、塞覚者処置により稀に食人衝動や身体の不調等の症状が現れる場合がありこれを鬼化症状(きかしょうじょう)と呼ぶ。
鬼化症状が発現した場合は不適格者と同様の措置が取られることとなる。

❏塞具(さいぐ)
一般捜査官が扱う武器の総称。
喰人種の鬼嚢を元に作られており、一部の武器は一般捜査官であっても多少の塞能に近しい機能を扱うことができる。
形状も様々で、火を噴く刀や形状が変化する剣、毒の弾を打ち込む拳銃など。所謂ロマン武器。
あくまで特殊な能力があるのは塞具であり、使用者が特殊能力を扱えるようになるわけではない点に留意が必要。

❏ RoZ(ロズ)
正式名称はRod of Zamenis(クスシヘビの杖)。喰人種専用ダークウェブ『paprika』内に存在するウェブサイト。サイト名からも推察されるように医療系のサイトで、現代で言うところの医師検索サイトである。
当サイトでは喰人種、或いは喰人種と協力関係にある医者を検索することが出来、喰人種の通院の際に大変役に立つ。

事前募集特殊枠

下記募集枠は事前募集でのみの募集となり、選考式とさせていただきます。
CSの提出期限は企画本編公開後2週間となり、延長は一切受け付けておりません。
また、合格された方には秘匿HOを先行公開いたしますので奮ってご参加ください。
ご希望の方はコメント欄に希望するHOをご記載ください。
また、こちらは枠の事前予約という形となります。ご予約いただいた後、本編が公開された際、8月20日23：59までに再度正式な参加申請を本編にご記入ください。その際のご記入方法に関しましては、本編に記載いたしております。期日までに本編に参加希望がなかった場合は予約の取り消しとさせていただきますのでご了承ください。

HO1：しちせ マスター
貴方は慈悲深く好々爺然としている。しちせに訪れる喰人種たちのよき相談役でもある。
種族：喰人種
所属：しちせ
年齢：50代後半〜60代
性別：男性

HO2：喰人種解放戦線 首領
貴方は喰人種が人間の上に立つことを望んでいる。過激な思想とカリスマ性を持つ。
種族：喰人種
所属：喰人種解放戦線
年齢：30代後半〜40代
性別：不問
　└因幡 月花様

HO3：RoZ 運営者
貴方は若くしてIT企業を興した実業家であり生餐會に所属している。ITだけでなく医学知識も持つ。
種族：喰人種
所属：生餐會
年齢：30代
性別：不問
　└麥茶。様

HO4：塞覚者処置 研究室長
貴方は塞覚者処置に関する情報を握っている数少ない人物の一人である。研究熱心でやや倫理観に欠ける。
種族：人間
所属：技術開発研究所
年齢：40代
性別：不問
　└渡邊様

HO5：生餐會創立メンバーの子供
貴方は生餐會を創立した男の子供である。父は他界しており、父親からその座を引き継いだ。
種族：喰人種
所属：生餐會
年齢：30代
性別：不問

HO6：生餐會創立メンバー1
貴方は生餐會を創立したメンバーの一人である。当時は最年少であったが現在は會の重鎮となっている。
種族：喰人種
所属：生餐會
年齢：40代
性別：不問

HO7：生餐會創立メンバー2
貴方は生餐會を創立したメンバーの一人である。會内で最も発言力があり、威厳のある人物でもある。
種族：喰人種
所属：生餐會
年齢：60代
性別：不問
　└ユッケ様


下記は有限枠として先んじて募集させていただきます。ある程度は選考いたしますが上の7枠より甘い選定となりますのでお気軽にご応募ください。

HO8：生餐會 料理長
貴方は生餐會に人肉料理を振舞う懐石料理店の料理長である。
種族：喰人種
所属：なし
年齢：40代〜50代
性別：不問

HO9：生餐會 ホールスタッフ
貴方は生餐會に人肉料理を振舞う懐石料理店のホールスタッフである。勤務歴が長く、ホールリーダー的な立ち位置にある。
種族：喰人種
所属：なし
年齢：30代
性別：不問
　└花殻様

 簡易的な設定のみ掲載させていただいておりますがご興味持っていただければ幸いです。追記情報がありましたら随時更新させていただきます。
 本編で皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。

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