＊＊＊私を変えてくれたアノ人へ＊＊＊～叶わない恋だとしても・・・～

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ひくぐらい二次元っぽいです！！！現実ですけど・・・。

でもひかないでください！！！

私(14歳)のいる劇団。

脚本家(27歳)は、自分も実際に演技している。

私は主役。脚本家はその兄の役。

はじめはあまりしゃべらなかった。。。

でも、段々と「あ。この人、ほかの大人と違う・・・。」

私は、悩みをため込むほう。演技も得意。表情変えるなんて簡単。人前で笑うのなんて簡単。

みんな疑問に思わない。違和感も感じない。ただ笑顔にだまされる。

親も例外ではない。

「あんた幸せそうやねー。」

「「え？どうして？」」

「だって、いつも笑って。明るくて・・・」

親でも、私をみてくれてないんだ。家でも顔色みて話をしている。

怒られて、「うざ」って思っても反省の顔。

褒められて「これ別にうれしくない」って思っても機嫌よく。

半分以上偽り。私のなかでは虚偽が繁栄している。

ストレスの解消の場も知らない。

「人に迷惑かけるから・・・。」

逃げの理由をつくり、「あ。また私一人だ。」そう思って追い込む。

かってに「ヒガイシャ」をつくっている。それがイラつく・・・。

そんな私の心に入ってきたのはアノ人。

仲良くなっていくうち、名前も呼び捨てになっていった。

「ああ。なんか楽しい。」

今まで感じたことはなかった。何でも聞いてくれる。やさしい。

でも・・・それでも・・・・

やっぱり涙なんて見せられるわけがない。

変わりたくとも、捨てられない変なプライドが立ちはだかる。

でも・・・言ってくれたね。

「ため込まなくてもいいんだぞ？」

・・・

聞いたことない。

「「なんか、お兄ちゃん。苦手だな・・・。」」

そう呟く私。ちょっと後悔した・・・傷つくかな・・・。

「なんで？この大人は、私の心に勝手に入ってくるって？」

・・・なんで？・・・・どうして？

なんで・・・・・・・・・・わかっちゃうの？

やだ・・・。泣きそうだよ。。。

苦手・・・そうだけど！嫌いじゃないよ！！だって・・・だって・・・

はじめてだから。こんな人。

だから・・・嬉しかった。

その後、練習日が楽しみだった。わかってくれる人と会えるから。

そう。わかってくれる人と・・・。

「お前、昨日うまく笑えてなかったぞ。」

「「え・・・？」」

・
・
・
嘘。昨日・・・普通に笑ってたと思うんだけど・・・？

・・・やっぱ、見てくれてるんだ。

そう思ったら、よくわかんない気持ちがあふれてきた。

前以上に「「会いたい・・・。話したい・・・一緒にいたい・・・」

そう思うようになった。

その時気づいちゃったんだ。

恋―――かもって。

前にもまして、話す量が増えた。

「おい。まり！！来週こいよ！」

・・・ほかの子は、ちゃん付け。私は呼び捨て・・・。

でもなんでまりののことは〝まり″ってよぶの？

嫉妬―――。

「今日も――に相談したいな！」

私のお兄ちゃんとらないで！

嫉妬――。

こんな気持ちも少なくなかった。

今日は集まりが悪く、練習がなかった。

今は次の台本のことについて話している。

「あ。帰らなきゃ・・・。」

「うちも、もういこっかな？」

・・・そして二人きり。

気まずい。気持ちに気づいてから、話しにくくなった。

迷惑かな？とか、うっとおしいかな？とか、考えてしまう。

「「あ、あのさ！――ちゃんさっ！！」」

これを口にして、思った。

私、話を切り出すときこの子のことばっかりだ・・・。

それから相談、悩みを話した。一時間たつぐらい。

「もし、誰かがお前のこと好きになっても、お前がその自分を嫌いだったらだめだろう？」

「結婚って年じゃないから、まだいいけど・・・」

「その頃には、俺が行くなっていうかもしれんぞ？」

・・・先に結婚してよ。

「それでもいうかもよ？」

言葉・・・一つ一つに期待させられちゃう・・・。

やめて・・・。泣きそうだよ・・・。

うん・・・否定しないよ。。。。否定できないよ。。。。。

ねえ・・・そばにいて？ねえ・・・・声かけて？ねえ・・・なぐさめて？

でも、無理だよ。

２７歳－１４歳＝１３歳。

この壁は、通り越すことはできない・・・。

できるとしても・・・私には無理。勇気などない。

でも・・・変わらない気持ちはあるよ。

私はあなたが大好きです。

叶わなくとも、思わせてください。

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