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CSS 黒兎です！
小説にしたかったんですけど、かなり短かったのでホムペにしました。
楽しんでいただけたら幸いです。
よかったら、コメとか評価とか…((
希望があれば、続きor小説にするかもです…。
素敵なCCSを夢乃 ふわり様からお借りしました！
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yumehuwa5/
カラ松でシリアスっぽいものを書いてみました！
こちらも是非！
http://uranai.nosv.org/u.php/hp/satisfy8/
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CSS 黒兎です！小説にしたかったんですけど、かなり短かったのでホムペにしました。
楽しんでいただけたら幸いです。
よかったら、コメとか評価とか…((
希望があれば、続きor小説にするかもです…。
素敵なCCSを夢乃 ふわり様からお借りしました！
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yumehuwa5/
カラ松でシリアスっぽいものを書いてみました！
こちらも是非！
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一「…俺、あんたのこと好きじゃないっぽい。」
『え。』
ずっと片想いしてた相手。
緊張して今まで話せなかったが、今日は思いきって声をかけた。
その時、紫の彼が私に向って放った第一声がこれだった。
けだるげで眠たげな瞳が私を見る。
好きじゃない、という言葉はずん、と胸に重く響いた。
――
『おそくぅん…、私弟さんに何かしたかなぁ…。』
がっくりと頭を垂れて、ちみちみとビールをすする。
私と友達で、彼の兄でもあるおそ松くん――通称おそくんはチビ太さんのおでんやに来ていた。
正確に言えば、おそくんが私の気をつかって、連れてきてくれたのだが。
お「気にすることねーって！
あいつはいつもあぁいうやつなんだから！！」
『でも、好きじゃないって言われた。』
お「あー、ヘタなんだなぁ。
ほんっと、気持ち伝えんのがさ。
深く考えてたら疲れるだけだって、ほら好きなだけ飲め飲め！！」
『うぅ…。』
ビールの瓶を構えるおそくん。
私はジョッキに入ったものを、ぐいっと一気に飲み干した。
お「荒れてんね〜。」
『おそくん、注いで…。』
お「はいはい。
…なんなら、俺にすればいいのに。」
『おそくん、何か言ったぁ？』
お「ん？
…なにもねーよ！
あ、今日はチビ太の奢りらしいから、好きに飲んじゃって♡」
チ「誰が奢るか、てやんでいバーローちきしょー！」
明日のおでんの仕込みをしていたチビ太さんが、お玉を振り上げて言った。
月の光が綺麗だった。
――
『ねぇ、じゅしくんとトッティ。』
十「何！？」
ト「なんで僕はトドくんじゃないの！？」
『トッティが染みつきすぎてるせいだと思う。』
今日は仕事が休み。
松野家に来てみると、居間で十四松くんとトド松くんが将棋で遊んでいた。
『一松くん…、って、どういう人がタイプ？』
ト「ぶほっ」
十「たいぷー？」
げほげほと咳き込むトド松くんと、きょとんとした顔の十四松くん。
ト「兄さんの好きなタイプ！？
何聞くかと思ってたら、それ！？予想外すぎて咳き込んじゃったよ！」
『…気になるんだもん。』
ト「だもん、とか使っても…、…可愛いから許しちゃう♪
兄さんのタイプかぁ…、猫とか好きだからおとなしめの子とか？」
『うっ。』
ト「あー、あとはロリ系の子とか好きかも。」
『うぅっ。』
ト「とにかくマイペースだからねぇ、兄さん。
あれ、YOUちゃんどうしたの？」
『当てはまるところがないです…。』
しゅんっ、と肩を落とすと、トド松くんは慌てたように「あ、あくまで推測だから！」
そう言ってくれるのは嬉しいけど、現実を突きつけられたのはいたい。
ほろほろと涙が零れだす。
十「大丈夫！？」
十四松くんが、タオルを取りに駆けていく。
あぁ、申し訳ないなぁ。
こんな気を使わせて…。
ガラガラガラッ
カ「今帰ったぜ、brother！」
チ「ほんとにイタイからやめて。」
次男と三男の帰宅。
チ「あ、YOUさんこんにちｈ…って。
お前ら泣かせたの！？」
ト「え、えーっと…。」
『ち、違うの。
2人は悪くなくって、その…。』
2人にも事情を説明すると、チョロくんは「うーん」と頭をかかえた。
チ「一松だからなぁ…。
僕も、あいつは弟だけどよく分からないんですよね。
性癖とか特に…。」
カ「…想う気持ちだけで、今はいいんじゃないか？」
『…はい？』
ふと、口を開いた青色にみんなの視線が集中する。
彼は構わず続けた。
カ「想ってくれる人がいるだけ、一松は幸せなんじゃないか？
釣り合うとか釣り合わないとかは、それからだと俺は思うが。」
想う、気持ち。
ふわっ、と胸が軽くなって。
私は服の袖で涙を拭った。
『ありがと、カラくん。
気持ち、楽になった。』
カ「そうか！
まぁ、困ったladyを助けるのは当然のことだろ…？」
ト「うわっ、折角いいこと言ったと思ったのに、今ので全部ダメになった〜。」
チ「それお前、外で言うなよ！気持ち悪いから！！」
カ「え。」
十「ハッスルハッスル！マッスルマッスル！！」
空気が温かくて、私はふふっと微笑んだ。
――その時、
ガラッ
一「…ただいま。」
ぴくり、と私の身体が反応した。
そのまま固まる。
ト「YOUちゃん？」
トド松くんが私を覗う。
開く襖。
…彼が帰ってきた。
カ「おぉ、帰ってきたのかbrother。
今日も一松catとniceな時間をっ」
一「うるせぇ…。」
チ「おかえり、一松。」
一「…ん。
…で、なんであんたがいるの。」
私を捉えた瞳は、相変わらず眠たげで表情が見て取れない。
『え、えっと…、お邪魔してます…。』
一「それは別にいいけど…、何しに来たわけ。
…あぁ、おそ松兄さんならパチンコだけど。」
『それは…っ。』
言葉が出てこない。
喉がカラカラに渇いて、何を言おうとしたかさえ分からなくなる。
十「えっとー」
ト「十四松兄さん！？」
十「YOUちゃんが、兄さんの好きなタイプを教えて欲しいっｔ…あっ。」
しまった、と顔を青ざめた顔を隠す十四松くん。
他の3人はどうしよう、と私の顔を見る。
顔に熱が集中して、仕方ない。
一「…は？」
『ご、ごめんねっ。
た、ただ単に気になっただけだかｒ』
一「…ちょっと来て。」
彼は私の方へ歩いてきて、ぐいっ、と私の腕を掴むと、引っ張った。
後ろで聞こえるひそひそ声。
引っ張る手は、少し強引だった。
――
連れてこられた場所は二階。
ぴしゃり、と襖を閉めると、彼は腕を離した。
一「…好きに座って。」
『う、うん…。』
あぁ、終わったなぁ。
これから、本格的に嫌いって言われるんだろうなぁ。
一「…なんで、俺の好きなタイプとか聞いたの。」
『…っ。』
一「……答えろよ。」
顔をあげられない。
か細い声で、私はぽつりと呟くように言った。
『…一松くんが、好きだったから。』
一「…。」
『でっ、でも一松くんは、私のこと好きじゃないっぽい、って言ったから！
その…。』
一「…好きなタイプを聞いてみようとしたわけ。」
『はい…。』
ぎゅっ、とスカートを握りしめる。
恥ずかしさで、爆発しそう。
一松くん、もっと私のこと嫌いになるかな。
なる、だろうなぁ…。
一「……確かに、あぁは言ったよ。
好きじゃないっぽいって。
…今も、そう。」
でも、
一「…あんたが嫌いだとは一言も言ってないけど。」
『…え。』
顔をあげる。
一松くんの顔を見ようとしたら、ぷいっと顔を背けられた。
「…何を勘違いしたか知らないけど」と前置きしてから、彼は言葉をこう紡いだ。
一「…好きじゃ足りない。
……愛してるレベルの領域、って言いたかったんだけど。」
見えた横顔は、夕焼け空よりも朱く染まっていた――
『え。』
ずっと片想いしてた相手。
緊張して今まで話せなかったが、今日は思いきって声をかけた。
その時、紫の彼が私に向って放った第一声がこれだった。
けだるげで眠たげな瞳が私を見る。
好きじゃない、という言葉はずん、と胸に重く響いた。
――
『おそくぅん…、私弟さんに何かしたかなぁ…。』
がっくりと頭を垂れて、ちみちみとビールをすする。
私と友達で、彼の兄でもあるおそ松くん――通称おそくんはチビ太さんのおでんやに来ていた。
正確に言えば、おそくんが私の気をつかって、連れてきてくれたのだが。
お「気にすることねーって！
あいつはいつもあぁいうやつなんだから！！」
『でも、好きじゃないって言われた。』
お「あー、ヘタなんだなぁ。
ほんっと、気持ち伝えんのがさ。
深く考えてたら疲れるだけだって、ほら好きなだけ飲め飲め！！」
『うぅ…。』
ビールの瓶を構えるおそくん。
私はジョッキに入ったものを、ぐいっと一気に飲み干した。
お「荒れてんね〜。」
『おそくん、注いで…。』
お「はいはい。
…なんなら、俺にすればいいのに。」
『おそくん、何か言ったぁ？』
お「ん？
…なにもねーよ！
あ、今日はチビ太の奢りらしいから、好きに飲んじゃって♡」
チ「誰が奢るか、てやんでいバーローちきしょー！」
明日のおでんの仕込みをしていたチビ太さんが、お玉を振り上げて言った。
月の光が綺麗だった。
――
『ねぇ、じゅしくんとトッティ。』
十「何！？」
ト「なんで僕はトドくんじゃないの！？」
『トッティが染みつきすぎてるせいだと思う。』
今日は仕事が休み。
松野家に来てみると、居間で十四松くんとトド松くんが将棋で遊んでいた。
『一松くん…、って、どういう人がタイプ？』
ト「ぶほっ」
十「たいぷー？」
げほげほと咳き込むトド松くんと、きょとんとした顔の十四松くん。
ト「兄さんの好きなタイプ！？
何聞くかと思ってたら、それ！？予想外すぎて咳き込んじゃったよ！」
『…気になるんだもん。』
ト「だもん、とか使っても…、…可愛いから許しちゃう♪
兄さんのタイプかぁ…、猫とか好きだからおとなしめの子とか？」
『うっ。』
ト「あー、あとはロリ系の子とか好きかも。」
『うぅっ。』
ト「とにかくマイペースだからねぇ、兄さん。
あれ、YOUちゃんどうしたの？」
『当てはまるところがないです…。』
しゅんっ、と肩を落とすと、トド松くんは慌てたように「あ、あくまで推測だから！」
そう言ってくれるのは嬉しいけど、現実を突きつけられたのはいたい。
ほろほろと涙が零れだす。
十「大丈夫！？」
十四松くんが、タオルを取りに駆けていく。
あぁ、申し訳ないなぁ。
こんな気を使わせて…。
ガラガラガラッ
カ「今帰ったぜ、brother！」
チ「ほんとにイタイからやめて。」
次男と三男の帰宅。
チ「あ、YOUさんこんにちｈ…って。
お前ら泣かせたの！？」
ト「え、えーっと…。」
『ち、違うの。
2人は悪くなくって、その…。』
2人にも事情を説明すると、チョロくんは「うーん」と頭をかかえた。
チ「一松だからなぁ…。
僕も、あいつは弟だけどよく分からないんですよね。
性癖とか特に…。」
カ「…想う気持ちだけで、今はいいんじゃないか？」
『…はい？』
ふと、口を開いた青色にみんなの視線が集中する。
彼は構わず続けた。
カ「想ってくれる人がいるだけ、一松は幸せなんじゃないか？
釣り合うとか釣り合わないとかは、それからだと俺は思うが。」
想う、気持ち。
ふわっ、と胸が軽くなって。
私は服の袖で涙を拭った。
『ありがと、カラくん。
気持ち、楽になった。』
カ「そうか！
まぁ、困ったladyを助けるのは当然のことだろ…？」
ト「うわっ、折角いいこと言ったと思ったのに、今ので全部ダメになった〜。」
チ「それお前、外で言うなよ！気持ち悪いから！！」
カ「え。」
十「ハッスルハッスル！マッスルマッスル！！」
空気が温かくて、私はふふっと微笑んだ。
――その時、
ガラッ
一「…ただいま。」
ぴくり、と私の身体が反応した。
そのまま固まる。
ト「YOUちゃん？」
トド松くんが私を覗う。
開く襖。
…彼が帰ってきた。
カ「おぉ、帰ってきたのかbrother。
今日も一松catとniceな時間をっ」
一「うるせぇ…。」
チ「おかえり、一松。」
一「…ん。
…で、なんであんたがいるの。」
私を捉えた瞳は、相変わらず眠たげで表情が見て取れない。
『え、えっと…、お邪魔してます…。』
一「それは別にいいけど…、何しに来たわけ。
…あぁ、おそ松兄さんならパチンコだけど。」
『それは…っ。』
言葉が出てこない。
喉がカラカラに渇いて、何を言おうとしたかさえ分からなくなる。
十「えっとー」
ト「十四松兄さん！？」
十「YOUちゃんが、兄さんの好きなタイプを教えて欲しいっｔ…あっ。」
しまった、と顔を青ざめた顔を隠す十四松くん。
他の3人はどうしよう、と私の顔を見る。
顔に熱が集中して、仕方ない。
一「…は？」
『ご、ごめんねっ。
た、ただ単に気になっただけだかｒ』
一「…ちょっと来て。」
彼は私の方へ歩いてきて、ぐいっ、と私の腕を掴むと、引っ張った。
後ろで聞こえるひそひそ声。
引っ張る手は、少し強引だった。
――
連れてこられた場所は二階。
ぴしゃり、と襖を閉めると、彼は腕を離した。
一「…好きに座って。」
『う、うん…。』
あぁ、終わったなぁ。
これから、本格的に嫌いって言われるんだろうなぁ。
一「…なんで、俺の好きなタイプとか聞いたの。」
『…っ。』
一「……答えろよ。」
顔をあげられない。
か細い声で、私はぽつりと呟くように言った。
『…一松くんが、好きだったから。』
一「…。」
『でっ、でも一松くんは、私のこと好きじゃないっぽい、って言ったから！
その…。』
一「…好きなタイプを聞いてみようとしたわけ。」
『はい…。』
ぎゅっ、とスカートを握りしめる。
恥ずかしさで、爆発しそう。
一松くん、もっと私のこと嫌いになるかな。
なる、だろうなぁ…。
一「……確かに、あぁは言ったよ。
好きじゃないっぽいって。
…今も、そう。」
でも、
一「…あんたが嫌いだとは一言も言ってないけど。」
『…え。』
顔をあげる。
一松くんの顔を見ようとしたら、ぷいっと顔を背けられた。
「…何を勘違いしたか知らないけど」と前置きしてから、彼は言葉をこう紡いだ。
一「…好きじゃ足りない。
……愛してるレベルの領域、って言いたかったんだけど。」
見えた横顔は、夕焼け空よりも朱く染まっていた――
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黒 - 一松ツンデレか？ツンデレか？ニヤニヤが止まりませんな〜( ☆∀☆) (2017年7月2日 21時) (
レス) id: fe280db543 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ミモさん» そう言ってくださると嬉しいです！ありがとうございます! (2017年1月8日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - うわぁ〜キュンキュンするぅ〜 (2017年1月5日 21時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - PINOMI*さん» あ、ありがとうございます!頑張ります!！ (2017年1月3日 23時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
PINOMI*(プロフ) - 黒兎さん» いえいえ！これからも頑張ってください！ (2017年1月3日 23時) (レス) id: ea7462cd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2017年1月3日 19時
