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別に小説にする意味もないかなと思ったので。
ひぐらしの声がする中、幼なじみの貴利名と帰る。


「それで、明日人がさー…聞いてる?」


「あっ、ごめん。」


「もう…」


ちょっと拗ねたようだ。


「ねえ。」


「んー?」


「夏の終わりってさ。」


「うん。」


「なんか切ないよね。」


「んー…うん。」


「こう、胸がきゅってする感じ。」


「きゅー?」


恐らく貴利名はいまいち分かっていない。


「なんか切なくなるの。」


「…ごめん分かんない。」


「別にいいよ。」


「うん。」


「そういえばさ、」


「何?」


「…好きな人っている?」


「はぁ!?」


余りにも突然すぎる。


「いるの?」


「なんで言わないといけないの?!」


「…気になったから。」


「じゃあ私から聞くけど、貴利名は?」


「えっ」


「さっさと言って楽になりな!」


こちらを向いた貴利名の顔は今の夕陽のように赤くなっていた。


「……。」


「え?」


「横にいる人。」


「…私?」


無言で頷き、意を決した様に息を吸う。


「好きです。俺と、付き合ってください!」


「…はい!」


夏の終わり、私達の恋が始まった。

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『 』 - 私も氷浦君と恋したいなぁ……あっ素敵な夢小説を有難うございます! (2020年9月30日 21時) (レス) id: 3d7f47d200 (このIDを非表示/違反報告)
琳葉*(プロフ) - こんにちは!これが最初だったんですね(^^;多分最後の方から見てました(笑)小説にする意味あると思いますよ、私、氷浦好きなので(笑)もしよかったら小説化してみてはいかがでしょうか。小説化したら見に来ます!これからも頑張ってください!長文失礼しました。 (2020年5月22日 4時) (レス) id: 5e5098d3db (このIDを非表示/違反報告)
月夜 アイ - 最後のフレーズと氷浦くんの「きゅー?」がすごい可愛かったです!素敵な夢小説をありがとうございます! (2020年5月11日 10時) (レス) id: dd7b1076be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷浦メグ | 作成日時:2020年5月7日 18時

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