東京異端審問[長門 奏]

【名前】長門奏(ながと　かなで)


【性別】男性


【年齢】27歳


【所属】警視庁異能研究課


【異能】風を操る異能
　 詳細:基本的には自身の周囲5mの空気の運動活動を活発にする、停止する事が可能。発動するにあたり特に条件は無く、目で捉えて限定箇所のみの操作なども可能。体にかなりの負担はかかるものの、風の動きを察知しての索敵、また遠距離への操作も長門の理論上では可能。
　 欠点:自身の周囲だけの操作ならば長時間の操作に向いているが、その分遠距離への操作や索敵は体に押しつぶれるような圧力がかかり、長時間操作するとキャパを越えて倒れるし、寝込むことも珍しくはない。また、暴走する事がよくあり、そう軽々と使うのは避けなければいけない。
血の形状を変化させる異能
　 詳細:自身が触れている、もしくは2cm隔てた先の血液の形状を変化させられる。あくまでも形状を変化させるだけなので運動活動を活発にしたりは出来ない。固める、浮かせる、意識した形に液状のまま固定する、などが出来る。
　 欠点:強力な能力な反面、短時間の使用でも体への負担が大きく、かつ暴走する事もある。その為能力の強さ以上に危険であり、緊急時以外での能力の使用は避けなければいけない。

【容姿】陶磁器の様に白く滑らかな肌をしており、その白さはもはや不健康どころではなく、死者のように血色の悪い肌をしており、日々はどのような生活をしているのかを疑われる。身長はパッと見で170cm程であり、体格は全体的に細長いというよりひょろい。運動をしばらくしていないのだろうというのが見て取れる。筋肉がゴリゴリについた大男ならば彼の首をぽきりと折ってしまうのは容易だろう。
顔立ちはもはや端麗どころではなく作り物ではないかと疑う程の作りである。鼻は高く筋が通っており、唇はふっくらと膨らんでいて(しかし日々の不摂生のせいでカサカサである)眉は細すぎず太過ぎず、女性とも男性とも取れる作り物めいた顔立ちは不気味さすら感じる。
髪は滑り落ちる砂金の様に腰まで流れており、不思議なことに絡まる事もなく伸びており、光を反射して艶のある髪質である。因みに実験等をする時は髪を結う。瞳も髪と同じ色をしており、すこぶる長い睫に縁取られているそれはもはや切れ長の瞳であるのに女性らしさを感じさせる。女性でも着るのが憚られるようなゴリゴリの女装だって似合ってしまうだろう。　


【服装】研究課に居る時は黒色のタートルネックにジーンズ、キャラメル色のロングコートを羽織っており、厚着であることから冷え症なのだろうかという印象を受ける。実験をする時は白衣をしっかりとボタンを閉めて羽織る。服が汚れるのが嫌らしい。しかし靴はなんとも言えないセンスのサンダルであり、元の容姿と比べて中々残念なことになっている。
研究課以外など、普段出掛ける時は灰色のパーカーとジーンズ、紺色のキャスケットの中に髪の毛を結って全てキャスケットのなかにしまっている。安物の白いマスクをしているお陰で、普段は視線を釘付けにする容姿が「あっなんかイケメンだなー」と感じる程度に抑えられている。



【性格】ふわふわとした掴み所の無い性格かと思いきや、ただただ仕事に熱中し過ぎて言動が覚束無いだけである。本来の性格は自分の顔が良い事を自覚した気さくなお兄さん。外見のせいで近寄りがたい印象はあるが慣れれば易しというものである。
　仕事に関しては真面目であり、あまり堅い性格という訳でもないがする事はきちんとこなすし実験だって情緒が動かない様に努めながらこなす。研究課で隣の部屋から悲鳴が聞こえようが何かを察して動かないか動くかを考えるあたり、研究課での仕事には慣れているようだ。
　浮世離れしてそうという印象を持たれがちだが、実際は研究課で仕事をする姿は(実験や研究という仕事さえ除けば)書類が多いことを嘆きながら定時退社を目指して励む普通のサラリーマンと変わらないし、普通に外で食べ歩きもするしコメディ番組を見て馬鹿笑いする時もあればゲームだってする。研究員である以前に一人のお兄さんである。
　暴れたりされて一大事になったら大変な為、実験対象に対して無理矢理実験を行使するという事はあまり好まない。出来る限りの慈悲を持って実験を静かに速く確実に終わらせる事を好むため、実験対象の異端者等に対しての態度は丁寧というより、優しいお兄さんであるが、それはそれとして実験はしっかりやるのでその内容が対象が死に至るようなものであったら恐らく優しいお兄さんの様に暴れちゃ駄目だよと宥めながら実験をする。側から見れば非道に見えるかもしれないが、本人にとってはれっきとした慈悲である。
　実験対象に対しての慈悲はさておき、友人や同僚に向ける慈悲や優しさは誰が見ても正常と捉えられるものだろうと思える。27歳だがやることは高校生の様であり、絶対楽しいと思ったらポップコーンも作るしメントスコーラでジャグジー作ろうとするしお茶とめんつゆを入れ換える。枕投げもしたがる。普段の仕事に対する真面目さは何処に行ったと言いたくなるが、裏を返せば研究課の中でかなり元気な人物と捉えられない事もない。
　自分の外見がかなり良いのを自覚しており、また誉められる事を好む。相手が黙ったら当然のように「どうしたの？オレに見惚れた？分かるよ、オレってば綺麗だもんね。」と言ってしまう程には重度のナルシストであるが、シャレにならない外見をしてしまっているし、そもそも本人が自分の可愛さと魅せ方を理解しているせいで見惚れさせに来る。風紀が乱れる。しかしそのナルシストさを知ってしまえば外見が整いすぎている事による不気味さをあまり感じなくなる節がある。因みに彼にとってはかっこいいも可愛いも綺麗も全て誉め言葉である。




【過去】異端者の母親とロシアと日本のハーフである父から産まれたクォーターの少年。色素の薄い父の遺伝子を濃く受け継ぎ、儚げな一人っ子の少年であったが、女の子供が欲しかった両親からは女性として育てられ、その望みに逆らうことなく生まれてから16歳まで女性として育てられた。無論疎まれる事もあれば避けられる事もあったが、長門本人が自身の顔の良さを自覚していた為恥に思うことも無ければ女性として育てられることに嫌悪感も無かったので、めげるどころか疎まれる状況下でありながらさながら一輪の花の様に凛とする精神力を鍛えたほか、疎まれたからといってこちらから疎む事無く普通にするどころか五百億倍の丁寧で返すという優しさを鍛えた為現在の長門のそうそう怒ることも無ければネガティブになることもないのはここから来ている。
しかし、過激派の闘争に巻き込まれて両親と家を無くし、親戚に引き取られる。両親が亡くなった原因である過激派に酷く復讐心を抱くほか、異端者の能力を封じる方法等を独自で研究しながら、警視庁異能捜査課の就職を目指して22歳医大学を卒業する。
卒業後警視庁に就職するため勉強をするも、それより先に警視庁の方が長門の方を認識しており、警視庁からのスカウトにより異能捜査課ではなく異能研究課に就いた。以降は自身の復讐心と目標達成への思いも含め研究課で励んでいる。
尚、両親から自身が混血者だと話された事が一切無く、自身が混血であると微塵も思っていなかったが近頃の採血結果に「まさかな…｣と不安になっている。


【備考】異能未覚醒者であり、現在は何の異変もないものの後々いつもの高校生のノリでなにか始めて少し怪我をして傷口から出てきた血液がふわふわと宙に漂ったことから異能持ちであることが発覚する。異能持ちと気付いた事に驚いたことによりその場に突風が吹きまさかと思って診断したらなんと異能持ちどころか混血であるということも判明することになる。
好きなもの:遊ぶこと、定時退社、外見を誉められる事
嫌いなもの:なにもしないで過ごす事などによる退屈、過激派
誕生日は７月１９日

【サンプルボイス】
「こんにちは異端者君。オレの名前は長門奏。今日からキミの実験担当兼記録経過係だよ。
…安心して、キミが暴れたりしない限り優しくするよから、ね？」
「オレの髪、綺麗？
………ふふ、うん、知ってる。」
「Shh…暴れちゃダメ。そうそう、そうやって静かにしてたら優しくしてあげるからね。」
「…はは、あははははっ！！あーあ、ポップコーンまみれ！誰だよポップコーン詰めて一気に加熱したら大爆発起きそうとか言った奴！オレだよ！！あーおっかしい！」
「オレが女の子みたい？とーぜんでしょ、オレに似合わない服は無いんだよ。なんたって母さんと父さんがそう育ててくれたんだからさ！」
「異端者の血液サンプルだけど、オレの貰っといてよ。多ければ多い程やり易いでしょ？」
「いっ……たぁ…っ！！無理無理無理無理…！こんなのオレの体が持たないでしょぉ…！！！」
｢過激派は…そうだね、苦手というよりも…嫌いかな。人に迷惑をかけるようなのは特に。実は異端者だったオレが言うのは複雑だけども、一個人の意見としては、まあ好きにはなれないかな。｣


【関係】絶賛募集しています！是非是非宜しくお願いします！！


【製作者】魚民