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8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた


「でもまぁ夏は嫌いかな」猫(キュウべえ)を打ちながら
君はふてぶてしくつぶやいた

あぁ、逃げ出した猫(キュウべえ)の後を追いかけて
見てしまったのは まどかに抱かれた猫(キュウべえ)


バッと通ったさやかが消火器をかけて鳴き叫ぶ
消火器の色、粉の香りと混ざり合ってむせ返った
嘘みたいな猫(キュウべえ)が「嘘じゃないよ」って嗤ってる
あいつの白色、かき回すような猫(キュウべえ)の声に全て眩んだ

目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで
今は何時?

8月14日の午前12時過ぎ位を指す
やけに煩い猫(キュウべえ)の声覚えていた

でもさぁ、少し困ったな。
同じ教室で昨日の事を思い出した
「もう一人じゃない」打つ前の時
周りの人は皆上を見上げ口を開けていた

落下してきた魔女がマミを食って食べあさる
劈く悲鳴と女の涙が道の中でで空廻り 
ワザとらしい猫(キュウべえ)が「夢じゃないよ」って嗤ってる
眩む視界に猫(キュウべえ)の横顔、笑っているような気がした

何度世界が眩んでも猫(キュウべえ)が嗤って奪い去る。 
繰り返して何十年。もうとっくに気が付いていたろ。

こんなよくある話なら結末はきっと1つだけ。
繰り返した夏の日の向こう。

バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間まどかが神になる
まどかの願い、君の瞳と軋む体に乱反射して
文句ありげな猫(キュウべえ)に「ざまぁみろよ」って笑ったら

実によく在る夏の日のこと。
そんな何かがここで終わった。 


目を覚ました8月14日のベッドの上
少女はただ
「まどか・・・」と一人リボンを抱きかかえてた

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きな(プロフ) - 立華♪さん» あ…そうですね。ありがとうございます。 (2014年3月23日 15時) (レス) id: 1cc6c0efeb (このIDを非表示/違反報告)
きな(プロフ) - 雷緑瑠さん» ありがとうございます。 (2014年3月23日 15時) (レス) id: 1cc6c0efeb (このIDを非表示/違反報告)
立華♪ - 猫のところをキュウべえにしたらリズムが合うんじゃないですか?? (2014年3月23日 15時) (レス) id: 359f901a44 (このIDを非表示/違反報告)
雷緑瑠 - 面白いww (2013年11月22日 20時) (レス) id: f111f8ee66 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年8月15日 19時

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