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南雲晴矢の日替わりショートショート夢小説。


↓小説版もあります
【短編】ひがわりはるや!


注意!!

無印の世界線です。
ほぼ南雲晴矢(と夢主)しか出てこない。ふたりの世界になりがち。
付き合ってたり付き合ってなかったり、ショタから大人まで、いろんな南雲晴矢が出てきます、たぶん。
夢主は名前変換できますが、話によってはネームレスの場合もあり。

11種類の結果パターン

占い結果はコチラ - 2024年4月26日

【I】ris

小さい頃から晴矢の瞳はきらきらしていて、ずっと近くで見てみたいと思っていた。でも、出来ずにいた。
どうしていつもそんな強い光を放っているんだろう。そんな目で見られると、じっくり観察するどころじゃない。
今思えば、晴矢の瞳を直視出来なかったのは彼に対する無意識な憧れ──恋心のせいだったのかも。

「だめ、じっとして」
「なっ……」
私を捕まえようとする手を逆に捕まえ、しっとりと握りしめ導く。
手はお膝。
「いいこ」
私は両手で晴矢の頬を包み込むようにして上向かせた。
そのまま座っている彼の膝の上に乗り上げて、顔を近づける。
大きな窓からレースのカーテン越しに差し込む日光に照らされた晴矢の瞳は、驚きに丸く見開かれていた。
「何だよ?」
訝しげな表情でそう言いながらも、からだは動かさない。きちんと言われたことを守ってるんだね、晴矢。えらい。
「近くで見せてほしいの」
ごくり。
と、晴矢の喉が鳴る。その喉仏の動きが可愛らしく見えて、ちょんと指先でつついてみた。
「何でも叶えてくれるんでしょ?」
「……賭けに負けたのは俺だし、しょうがねぇ」
賭けとはいえ、日常の、暇つぶしの、負けた方が買った方のお願いをひとつ聞くというちょっとしたゲームだった。勝った私のお願いは、「座ってじっとすること」。瞳を観察するには身長差があるのでそうしてもらった。
渋々といった感じで晴矢は視線を落とす。
「晴矢はただ私の方を見ててくれるだけでいいよ」
親指で頬をすりすりと撫で、晴矢の注意を引いた。それでも恥ずかしがっているのか視線を上げない彼に、優しく懇願する。
「ね? お願い、晴矢。目を見て?」
伏せられた瞼が開き、上目がちにこちらを見やる。まつ毛に囲まれたその中央に、あの金色の瞳。目を凝らせば虹彩の模様まで見えそうだ。色んな角度から見たくて少し顔を動かすと、私を追って金の瞳が動く。
自然と距離が近づき、気づけば鼻先が触れ合ってしまった。はっとなって顔を離す。
思わず小さなため息がもれる程、本当に、近くで見てもきれい。
「……ありがとう、見せてくれて」
「何をそんなに見たかったんだ?」
「晴矢の目。すごくきれいだなって前から思ってたの」
「あ……そう……」
しかめっ面で斜め下を向く晴矢の頭を撫でながら、微笑んだ。
「付き合ってるなら、お願いすれば間近で眺めても許してくれるかなって思って」
嫌だった? ならもうしない。
その言葉は晴矢の唇に遮られ、最後まで言えなかった。

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ラッキー????

あんたら探してる炎のストライカーって、たぶん俺

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設定タグ:イナズマイレブン , 南雲晴矢 , バーン   
作品ジャンル:タレント/アニメ
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作者名:阿津 | 作成日時:2021年7月18日 14時

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