【名探偵コナン】もてあそび〜男男ver.〜

8種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月9日

降谷零×脇腹

＿＿＿＿＿

「…」
「………降谷？何してんだ？」
「健康調査の一環だ」

えぇ…
思わず困惑の声が出かけたのを飲み込んで、真顔で俺の腰に手を回す降谷への対応に迷う。スパイで忙しいので最近は見ない日の方が多かったが、久々に見かけたと思ったら、俺を見つけると俺へ一直線へ来て、こうだ。俺はこのまま黙ってこの同期の奇行を見逃すべきなのか…？

「お前に心配されるような事は無いと思うんだが…」
「内勤ばかりで身体が鈍ってないかと心配になったんだ」
「おうおう、お節介だぜそんなん。事務作業ばっかだけど、お前にも負けねーと思うよ」
「ホォー？」
「いって゛ェ！いきなり脇腹つねんじゃねーよ！！」

目の前の仲間にも負けじと不敵に笑えば、奴は真顔のまま脇腹を親指と人差し指で挟んで、潰すように力を入れてきた。

「いっててでで痛い痛い、お前力加減って知ってるか！？」
「そのくらい元気なら大丈夫そうだな」
「て、テメェこの野郎」

もうちょっと良い調査の仕方があるだろ！
後引く痛覚にうんざりしながら、日頃の憂さ晴らしをされた気がしてげんなりした。こんな奴だが、天は何物コイツに与えたら気が済むのかという程には中々に優秀だから、腹も立つし僻みもする。
…まあ、憎めない奴ではあるが。

「お前が元気そうで良かったよ」
「人の脇腹をつねって元気を確認する奴初めて見たぜ」
「そうか、初めての体験が出来て良かったな」
「皮肉を言ってんだよちきしょー」

意地の悪い応酬に、俺達の気は抜ける。…なんだかんだ、最近気を張り詰めてばっかだったしな。お互い、たまにはこうして気を抜くのも悪くない。

「降谷、久々に手合わせするか？」
「君に相手が務まるのかい？」
「よし倒す、絶対倒す。表出ろ貴様」
「ガラが悪いな」

俺宛の挑発にカチンときたもので、腕が鳴るのを自覚しながら絶対に勝つ覚悟を決めた。俺を侮っている訳ではないだろうが、絶対に自分が勝つと思っているのだろう。コイツはそういう男だ。



この後めちゃくちゃ手合わせした。

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