【鬼灯の冷徹】今日の貴方は白澤様と。【日替わり】

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月10日

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「はぁ」

お風呂場で溜息をついているのは、桃太郎さんの次の助手であり、白澤様の彼女でもある私。

何故溜息をついているのかというと。

「……なんで、こんなにも胸が小さいの………」

そう。

胸のサイズ。

私は１６０ｃｍというそこそこの背丈を持っているのに、胸はＡカップしかないのです。

それが思春期からの悩みであります。

私はバスタオルの上から、その胸とも言えぬ場所を触ってみますが、

……うん。小さい。
もうこれ、男性のみたいに小さい。

よく、好きな男性に揉まれると大きくなるなんて言いますが、
手で掴むほどもない場合はどうすればいいのでしょうか。

でも今では小さな胸をエンジェルバストと呼ぶそうです。

考え様によっては、とても可愛いと思います。

しかし、白澤様は胸の大きな方が好きだと、風の噂で聞きました。

こんな私を愛してくれるでしょうか。

「どんなYOUちゃんも素敵だよ」

えっ 白澤様…！？

後ろを振り返ると、案の定下半身をタオルで巻いた白澤様がいて。

「なっなんで…！！」

私は独り言が聞かれていたことよりも、
細身でも筋肉はしっかりと付いて、少しだけ微笑んでいる、要するにセクシーな白澤様に
見とれてしまう自分を抑えることで一杯一杯です。

「僕は胸が大きくても小さくても好きだよ。まぁある方が嬉しいんだけど…。
　でも、心配することないよ」

そう言ってにこりと笑いました。

“ある方が嬉しい”と言われて少しショックなところもあったのですが、
正直な白澤様の気持ちが聞けて心が軽くなりました。

「本当…ですか？」

「うん」

そして、あの素敵な笑顔で笑うのです。

なんだ。ちゃんと愛してくれる人がいるじゃないですか。

ここまで悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しくて仕方ありません。

「だからさ、お風呂から上がったら僕の部屋に行こうよ」

「え、……あ」

言葉の意味を悟ってしまった私は、一瞬で身体が熱くなりました。

「は、い」

ぎこちなく返事をすると、白澤様は頷き、私の後ろまで近寄ります。

「もう髪洗った？」

「あ、まだですけど……」

「じゃあ僕が洗ってあげる」

白澤様はすぐ傍にあったシャンプーを掌に出して、私の頭に付けると泡立てます。

いつもとは異なったむずむずとした感覚に、“この人が彼で良かった”と思いました。

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