【カゲプロ】唇を奪われる話――。

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こんにちは、rioです＼(^ω^)／

今回のテーマは間接キス。
個人的に、間接の方が萌えたりとか。

では、お楽しみください。

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月9日

今日は橙色なアイドルの彼女です。

「う～、暑い！お腹すいた」
「今日は本当、暑いよね～」

私はモモと二人で料理を作っていた。

「ねえ、あとどれくらいでご飯できるのかな～」
「うーん……あと三十分くらい煮込めばできるかな？」
「えっ!? あと三十分も!?」
「うん……」

あと三十分とか死ぬ！
……聞かない方が良かったなぁ。うん。
とその時、下の方から『ぐぅ』と音がした。

「……」

――やばい。お腹がなってしまった。
恥ずかしい！穴があったら入りたい！

「YOUちゃん、お腹すいたね」
「うん」
「じゃあ、おしるコーラ飲む？」
「えっ！いいの!?」
「うん！」

そう言ってモモはおしるコーラを差し出す。

「ありがとう！モモ大好き！」
「えっ!? あ、うん！いいよ～」

……あれ？モモ顔赤い？私、変なこと言ったかな？
――とりあえず、おしるコーラ飲もう。
美味しい。口の中でシュワッとなってクセになりそうだ。

「YOUちゃん、美味しい？」
「うん！」
「私もいいかな？」
「うん。はい！」
「YOUちゃんありがとう！」

そう言ってモモは微笑む。くそぅ！可愛すぎる！
ふと、私はモモの顔を見た。
モモの顔は赤くなっていた。どうしたのかな？

「これさ……」
「ん？うん」
「間接キスだよね？」
「え？うん。――あ」

そういえばこれ、間接キスだよね……？
うわああ、恥ずかしすぎる！

「私はこっちがやりたいな」
「え？」

私の目の前が真っ暗になる。そして、唇に何かが触れた。
――モモの唇だ。

「え、は？」
「YOUちゃん、ごめんね？嫌だったよね……本当ごめん！」
「――っ、あ、私……嫌じゃない！」
「え？」
「あ、えっと。……嬉しかった」
「本当？」
「うん……」

あぁ！もう！
絶対に顔、赤くなってるよ……。恥ずかしすぎる……！

「じゃあ、もう一回してもいいよね？」
「う、うん！」
「YOUちゃん」
「モモ、何……？」
「大好きだよ！」
「っ！私も……大好き！」

私たちはもう一度、唇と唇を重ね合わせた。そして。
甘い、甘いキスをした――。

おまけ

「おい！鍋……！沸騰して中身出てるぞ！」
「え、ああああっ!!」

慌てて火を消そうとして。
手元が狂って鍋がひっくり返る。
おしるコーラ入りチョコカレーは全てこぼれてしまい――食べることができなかった。
そしてキドに「なんて物を作っているんだ！」と、怒られてしまった。