【メカアク】メカクシ団を撫でたい。

7種類の結果パターン

髪の毛って、その人を表していますよね…？ - 2024年5月6日

今日はマリーちゃん！！






「YOU〜」

先ほどから、私の足元で毛玉がべそをかいていた。

毛玉、すなわちマリーちゃんは何故か私になついている。

可愛いからいいのだけど。

「ど、どうしたのマリーちゃん」

「カノがね、このソックス笑ったの」

またカノか。

あの人も懲りない。

マリーちゃんに石にされて、キドに殴られ蹴られても一向にあの笑顔をやめる気はない様だ。

しかしまあ、今回ばかりは私も笑いそうになった。

何故なら。

「マリーちゃん。それ、ルーズソックスかな？」

「う、うん！自分で編んだの」

ルーズソックスか…。

この時代お初にお目にかかる。

一昔前に流行っていたと言われる伝説のルーズソックスさま。

しかも自作。

「んー、何でこれ作ったの？」

「だってみんな履いてるって読んだよ？」

どこで？！

「残念ながら、それは一昔前に流行ったものだからね…」

「え？」

「今は誰も履いていないっていうか」

「ええええ？！これ作ったのに…」

号泣寸前になるマリーちゃん。

なんか罪悪感。

「よしよし。今度は私と一緒に靴下作ってみようか」

私はしょんぼりとするマリーちゃんを撫でるとそう言った。






「YOU、お裁縫上手だね！！可愛いのできた！！二人でお揃いはこうね！最後に、ここに☆刺繍しよう！」

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