私が眠る時【あんスタ】2

8種類の結果パターン

あなたの今日の結果です - 2024年5月8日

今日は夜闇を統べる魔王の【朔間零】です！

＿＿＿
零side


時が経つのは早い


貴｢零さん、｣


零｢、、どうしたのかえ？嬢ちゃん｣


貴｢零さんの声、好き、優しくて、ずっと聞いていたいくらい。｣


零｢、、ならもう少しお話でもしようかの｣


もって後数時間


そう告げられたのはついさっきのことなのに、時間が流れるのが早い気がする


貴｢昨日、夢を見たんです。｣


零｢どんな夢じゃ？｣


貴｢私が元気で、零さんと家族になってずっと幸せに暮らす夢、、すごく幸せでした。｣



零｢、、素敵な夢じゃな｣


貴｢はい、、でも、後悔はないです｣


零｢我輩は後悔しかないぞ？｣


零｢嬢ちゃんともっとデートにでも行けばよかった、とか、いつも傍にいればよかった、とか｣

後悔しても遅い事くらい分かっている


貴｢十分すぎるくらいでしたよ｣

微笑みながら話すこの子は前より痩せて、それでいて尚、綺麗だ



零｢YOU｣


貴｢、、どうしました？｣


零｢吸血鬼の生涯は長い、それはYOUも知っておろう？｣


零｢だから、これでお別れでは無いんじゃ｣


貴｢え、、？｣


零｢さっき｢後悔はない｣って言ってたけど嘘じゃろう？｣


小さく、首を縦に降った


零｢幸せな夢、なんかで終わらせたりはしないぞ｣


零｢我輩が、必ずYOUを見つけてみせよう｣


零｢YOUの後悔やら全部ひっくるめて幸せにしようではないか。｣



零｢それまで少し待っていてくれるかの？｣


貴｢、、私、零さんの事、縛り付けたくないです｣


今にも涙が溢れそうな瞳で伝えても、もう遅い。


零｢YOUと共に過ごせるなら本望じゃ。｣


貴｢もっと、いいひと居ますよ、、？｣


零｢しかし、YOUではないのだろう？｣


零｢我輩はYOUがいいんじゃ、今更他の誰かと、なんて考えられん。｣


零｢YOUは嫌かえ？｣


貴｢、、嫌な訳、ないです。｣


貴｢私だって、零さん以外の人、嫌です、、。｣


その大きな瞳から涙をこぼしながら抱きついてくるYOU


少しの間お互い抱きしめ合った

お互いの温もりを忘れぬように、


そして遂に終わりの時がやってきた


貴｢わたし、ずっと零さんのこと、待ってます。｣


貴｢いつか、迎えに来てくださいね｣

これはきっと、罰なのだ、周りを蔑ろにしてきた自分への、


零｢約束は守るぞ、待っておれ。｣

瞼を閉じたYOUに、そっと口付けを落として、



零｢、、おやすみ｣


ポツリ、呟いた

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