暁＆うちは一族とわちゃわちゃするだけ

10種類の結果パターン

今日はー… - 2024年5月7日

イタチ＆サスケ【決戦】です！



イタチの、思い通りにはなりたくない。


それ以外の方法で、サスケは、イタチを殺したい。

ならば、私も手伝おう。


イタチの思い通りにならずに隙を作る方法、私は知ってるーー



･



「おい、本当にそれで隙が作れるのか」

『うん！いやもう間違いなし！』

「……全く気乗りしないんだが…」


サスケは、マジでやるのか、みたいな目で私を見てくる。


『何言ってるの、殺気を隠して、隙を突く。暗殺の基本でしょ？』

「いや、それはそうだが」


サスケはイタチを暗殺したいわけではないのに。



『…ほら、サスケ。昔を思い出して…』


『優しかった頃のイタチを、思い出して』



ほら、サスケ。笑って？

その笑顔が、一番、イタチの隙を作るから。


「…フッ…」


『…心の準備は…整ったみたいだね』



「…あぁ」


『…それじゃあ…』


「その前に。ひとつ、聞いておきたい事がある」


『なに？』




･




「本当に、この方法はイタチの思い通りじゃないのか」


『…うん。確実に、イタチの思った通りの方法ではない。


…だって、考えてもみてよ。

イタチは、サスケが力で、忍術を使って、憎しみをぶつけて、殺しに来ると思ってる。

こんなふうになるなんて、思ってないんだよ。


予想外の事。

本当に、頭に無かった事をすれば、必ず。隙はできる』


「…確かに、その考えでいくと、この方法は頭に無いのか…」


『うん。…忍なら、裏の裏を読むべし。ってね！』



「…わかった、やってみよう。これで、一族の仇が打てるのなら」




そう言って、イタチの元に向かったサスケ。


……気付いてたかな、さっき、サスケが笑った時。

すっごい、優しい笑みを浮かべてたんだよ。



………本当は、一族同士なんかで戦って欲しくはないんだけどなぁ…




･




「…おい、イタチ」


そっと、影から見守る。




「……来たか、サスケ…」


「オレと、戦え…！」


イタチとサスケが向かい合う。



その時、突然、フ、とサスケの殺気が消えた。



「……！」



消えたと思うと、サスケはイタチの方に向かって倒れて行く。

そして、バッ！と顔を上げたサスケ。



「兄さん！今日は手裏剣術の修行に付き合ってよ！！」


……うん。いい笑顔だ。

これには流石のイタチも…



「！！？」


動揺してる。


「兄さん！聞いてるの！？」

「え、サ、サスケ…？」



イタチは悶絶したのであった。




「なぜ」


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