今宵はどのキセキと一緒に寝る？

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今日はどのキセキと寝る？ - 2024年4月28日

【今宵の彼氏は黄瀬涼太です！！】

今、私と涼太は同じベッドにいる。
１ついっておこう。
やましいことはしていない。
しかしまぁ、昼間涼太にストバスに付き合わされてクタクタな私は、万全なる室温と、愛すべき彼の香りで、もう眠りに付きそうなのだ。

しかし、彼は違った。
「ねぇねぇ？まだ１０時っスよ！！遊ぼう？」

といった調子に甘えてくるのだ。
――あぁ、尻尾が見える。

『はぁ、私眠たいの。涼太と遊びたいのは山々だけど、昼間動いたからとても眠たいのよ。
まだ時間はたくさんあるんだし、また明日遊ぼう？ね？』
私はそう言う。
しかし、傲慢な涼太……否、大型犬は、腑に落ちない顔をしている。
そして、うんうんうなり、口に出した言葉は、このようなものだった。

「俺の喜ぶ言葉を３つ！言ってくれたら寝るっス！！」

―――――私はこのとき、どうして気づかなかったのだろう。


『そんなことでいいの？
　まぁ、私はイイケド…』

「じゃあ、１つ目は？？」
『えーっと……イケメン？』
涼太の顔を見て、こう答えた。


「どうして疑問系なんスか。まぁいいけど。じゃあ２つ目は？」
涼太は笑いながらそういった。
『バスケが上手いこと？』
そして今日１日のことを思い出し、こう答えた。


「だからどうして疑問系なんスか？
　じゃあ３つ目は？？」
また、笑いながら答えた。
―――そう、ここで気づけばよかったのだ。
この後のことをまだ知らない私は、特に何も考えず答えた。

『傍にいると安心する』






そういったとたん、部屋は静まり返った。
『え？どうしたの？』
そんな静寂に耐え切れなかった私はそう問うた。


そして、それに返ってきた言葉は、私の考えを遥かに超越するものだった。
でもって、私はその言葉に、不覚にもドキッときたのだった。


「傍にいると安心する？
ははは、、
ドキドキしてたのは俺だけ？
なんか悔しいっスね。




悔しいから、今から襲うわ。」

そう言って、涼太は私を逃げられないように抱きしめ、この後のことを思わせる、
甘く、熱い接吻を落としたのだった。
―――――――――
もーーー！！ほんとかわいすぎっスよ？
･･････他の男に食べられないようにするっスよ。
知ってたっスか？今日ストバスしてたとき、周りの男みんな見てたんスよ？

また家に来てくださいっス！
でもって今度は、もっともっと甘いこと…しよ？

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