★黒子のバスケ★今日の放課後は誰と過ごしますか？

16種類の結果パターン

今日はこの人と過ごしましょう。 - 2024年5月9日

〜木吉鉄平〜

ある日の放課後。

木吉「・・・なぁ、YOU」

貴方「はい、先輩」

木吉「今日ってなんかの日だったか？」

先輩がこんな変な質問をしてくるのには理由がある。

わたしの手に握られているプレゼントだ。

今日は先輩の誕生日。

彼女としてプレゼントをあげたいと思うのは当然の事。

もうこれから本格的に夏だし、

練習にも使えた方がいいかなって思ってタオルにした。

けど先輩は、自分の誕生日を忘れてしまっているらしい。

貴方「思い出してくれるまで、教えてあげません」

木吉「いや、もう無理だ。教えてくれ」

早くないですかとツッコミを入れそうになった自分を押さえ、

仕方ないなと思いながら口を開いた。

貴方「・・・先輩の、誕生日です」

木吉「・・・・・・マジで？」

貴方「本気で忘れてたんですね!?」

先輩は抜けているというか天然というか・・・。

肝心のプレゼントを渡しても、実感がわかないのか呆然としている。

・・・いや、嬉しくないのかな。

木吉「・・・嬉しいんだが・・・その・・・」

貴方「・・・その・・・なんですか？」

木吉「・・・いや、何でもない、忘れてくれ」

笑顔で言う先輩に一抹のイラつきを覚えるわたし。

言いかけて止める癖をどうにか直してくれないだろうか。

貴方「・・・教えてくれなきゃ、あげません」

木吉「いや、それは勘弁してくれ」

貴方「じゃあ、教えてください」

誰もいない教室なんだから、誰かに聞かれるという心配もない。

はやくはやくと急かすと、先輩はため息を一つつき、

呆れたようにぽそりと言った。

木吉「・・・それ、タオルだよな」

貴方「はい、そうですけど・・・」

木吉「・・・・・・勿体なくて、使えなさそうなんだよな・・・」

貴方「・・・？どうしてですか？」

木吉「・・・YOUって時々ぬけてるよな」

いや、先輩に言われたくないです。

すると先輩は少し俯いて言った。

木吉「・・・お前にもらったものは大事にしたいんだ」

すこし、顔が赤くなって見えたのは、

多分夕日の所為じゃない。

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木吉「え？コメントと氷菓？なんだ、それ。新しい食べ物か？え、違う？じゃあ、俺に教えてくれ。くれるに越したことはないけどな。」

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