彼女は追いつめられているにも関わらず、ただ虚ろな瞳を彼に向ける。「何で…嘘なんか…ッ…。」
いきなり彼女に抱きしめられた。
彼女に包まれると、甘くて柔らかい香りが鼻をくすぐる。
「嘘…ついてるんだろ…?」
お願いだから、頷いて…
「……さあ?」
* * *
初めまして、嘘つき@アイラです。
初の日替わりです!!
リクなどくれると、泣いて喜びます。
切ない話も、甘い話も書きたいと思います^^
*今ある嘘の話*
ジャーファル『近くに居たくない』
練 紅覇 『その愛の全てが偽り』
シンドバット『嫉妬ではない』
ティトス 『心から愛している』
ジュダル 『寂しくない』
練 白龍 『貴方が嫌い』
6種類の結果パターン
今日の優しい嘘は……? - 2024年5月5日
ごめんね、ティトス。嘘つきで…ごめん…
「ティトス…大好き。」
私は彼の唇を簡単に奪う。
しかし彼も驚く様子はなく、私を壁へと追いつめた。
ティ「だから…恋人ごっこは、良いから…。」
彼は目を細め、私を真剣な顔で見る。
しかし私はヘラっと笑って見せる。
「嫌なの?」
ティ「嫌ではないけど…。」
「じゃあ、良いじゃん。」
彼の整った唇に自分の唇を押し当てる。
どんどん濃厚になっていく口づけに、彼……ティトスは私を抱きしめた。
バランスを崩さぬよう、壁に体重を預ける。
「……好き。好きだよ。」
ティ「僕もだよ、YOU。」
ティトスはいじらしく私の名を呼ぶ。
好き…かぁ。
本当に?
「ありがと……。」
例え本当だったとしても、私の気持ちは変わらないけどね。
だってティトスの言った通り、恋人ごっこでしょ?
ティ「本当に…僕の事が好き?」
心配そうに呟いたティトスの頬を優しく包む様に撫でる。
分かってるくせに…
私の答えなんて。
「うん。大好きだよ、ティトス。…愛してる。」
強く抱きしめられ、私は瞳を閉じた。
そして、ゆっくりと開く。
「ティトス……。」
ティ「何?」
「私達は、恋人ごっこなんだよね?」
一瞬抱きしめられた力が弱くなって、またきつくなる。
若干、苦しい。
ティ「そう、だよ……。」
「良かった。変な事聞いて、ごめんね。」
ティトスと瞳を交わらせて、微笑みをこぼす。
だって、私人を心から愛した事ないから……
恐い…失いたくない。
「ねぇ、ティトス。」
ティ「…今度は何?」
「今日さ…疲れてる?」
ティ「疲れてはいないけど…?」
それを聞いてただ笑む。
「じゃあさ……。」
後の言葉が分かっているのに、ティトスはいつも問う。
まるで、何も知らないかの様に……
「ちょっとだけ、ね……?」
ティ「そんな簡単に煽んないほうが良いよ、YOU。」
「大丈夫。ティトスしか煽らない。」
ティトスは切なく笑い、私に触れるだけのキスをした。
「愛してる」の一言が言えないまま…
彼女は、『心から愛している』と嘘をつく。
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ユーリ(プロフ) - アラジンお願いできますか？遅いでしょうか？ (2017年4月19日 20時) (携帯から) (
レス) id: 81e0a57c60 (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(プロフ) - リクエストします 紅炎さんでよろしくお願いします これからも頑張ってください！！ (2016年5月15日 20時) (レス) id: ed102d76b6 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つき@アイラ - 宗治狼さん» コメント嬉しいです。これからも、頑張ります!! (2015年9月17日 22時) (レス) id: f9a342ba0d (このIDを非表示/違反報告)
嘘つき@アイラ - コメントありがとうございます^^頑張りますね。 (2015年9月17日 22時) (レス) id: f9a342ba0d (このIDを非表示/違反報告)
宗治狼 - 紅覇ぁぁぁ！！嘘だよ気づいてぇえ！！すごい涙が出そうです！これからも頑張ってください！ (2015年9月7日 22時) (レス) id: 37fd766e91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鈴 | 作成日時：2015年5月6日 22時
