【ヒプマイ】私の彼氏がdivisionでイチバン格好いい【日替わり】

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あなたの本日の占い結果です - 2024年5月7日

〜夢野幻太郎とかん○う小説〜


『ゆめのせんせー、おじゃましますよー』

幻太郎の家の古めかしい引き戸をガラガラと開ける。
すぐに狭い玄関があり、靴を脱いで上がればそこはもう畳。

いくら小説家だからって、こんな文豪ぶった家を探さなくても…。という本音は置いといて。

畳を進むと、幻太郎は木造りのテーブルにうっ伏せて眠っていた…。
(原稿に疲れたのかな…)

なるべく起こさないように抜き足差し足で歩くと、テーブルのすぐ横にある本が1、2冊置かれているのをみつけた。

思わず手に取り、タイトルを見ると｡｡｡｡｡｡

『"夢の世界へ貴女をいざなう。小説家美少女との濃密愛"
〜たっぷりごっくんで酔いどれて〜』

『……か、か、か○のう小説かよ？？！？！』

げ、げんたろこういうの読むんだ…。こいつ、○欲が弱そうなツラして独りでかん○う小説とか読んで寝落ちしてんのか。

____ぺら、ぺら。

意思に反して手がページを捲る。

読んだページを要約すると、眠っている主人公に、恋人がまぶたにキスを落とすシーン。そのままアーーーーッッって感じ。


ふいに、もじもじしてしまって、魔が差した。


寝てる幻太郎に近づき、自分の髪を耳にかける。
まつ毛の長い、女の子のような柔らかそうなまぶたに視線を合わせる。ゆーっっくり近づいて、唇を半開きにする。

ちゅ、

_______一瞬何が起こったのか分からなかった。
私が幻太郎にキスをしたと思った途端に目の前が
してやったり。と惚けた表情の幻太郎に染まっていた。

「残念ですねぇ。小生は、まぶたにキスからの、アーーッッの方を期待していたんですが…。貴女はしてくれそうにないので、小生が代わりにアーーッッをしてあげましょう」

くつくつと笑いながら「嘘ですよ」とお決まりの文句を言い、私の手首をやさしく掴んでいた手をパッ、と離す。

『……もしかして、幻太郎…』


私がジト目で見つめると、幻太郎は演技をはじめた。


「おやおや〜、まろの奇策に気付かれてしまったでおじゃる〜。
　 ……そう、か○のう小説を置いたのはわ・ざ・と。
　 ハニートラップですよ」

こいつ〜〜〜マジで！！！
咄嗟に威嚇する猫のように、シャーッッと幻太郎に飛びかかる。
それを幻太郎は素早くかわしたと思ったら、ちゅ、と唇を奪った。びっくりして手も足も出ないところを見て、さらにするっと服の中に手を入れてきた。お腹をさわさわと揉み、耳もとで甘〜い声で「はじめますか、情事…」と呟いた。

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