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キミがいるから

アナタがいるから

その日その日がとても大切で

学校生活がとても充実。


キミの何気ないその仕草と

アナタの何気ないその言葉に

俺も

私も

ココロが震え

胸がときめく。


蹴り上げたボールが弧を描くように

恋するココロもあの青いへと

虹を描いて届くことを

ずっとずっと信じているから。




◇キミとアナタの日常(R.Kirino & You)◇





created by W.KAWASE

6種類の結果パターン

何気ない日常の中に隠れたドキドキを。 - 2024年4月27日

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いつも思う。



「なんでこんな所にあるんだろう…。」



それは、校舎の脇に造られた

陽当りの悪い花壇のこと。


私は時々ココに来ては

痩せ細く育っている花達を眺めている。



広々とした昼下がりの校庭には

こんなにも

燦々と陽射しが降り注いでいるっていうのに。



そんななか。


陽射しを浴びながら

ボールと戯れる霧野くんを見つけた。



ボールといっても

この時間は『バスケットボール』。



タンっ、タンっと

乾いた地面に打ち付けるドリブルの音が


何とも心地良い。



こうして

無邪気に仲間たちと遊んでいる

霧野くんの姿を見ているだけでも…



私はシアワセ。





――ブルルっ……。


やっぱりココはちょっと寒いかも…。


私は肩をすくめて花壇をもう一度見下ろした。



ねぇ、やっぱりアナタ達も…

陽に当たってキラキラと輝いているヒトが…



スキ…なの?




「霧野くんもやっぱりそういうヒトが……。」




「俺がどうしたって?」

「ひゃっ…!!」



いつの間にか目の前には


私の恋焦がれる彼が立っていた。



「YOUちゃんは、こんな隅に咲いてる花でも

気にかけてあげられるんだね。


ホント、優しいんだな。」



「……。」



「…あっ、そうそう!

YOUちゃん、悪いけどちょっとコレ、

休み時間が終わるまで預かっててくれる?」




その瞬間

バサッ、と肩に

お日様の温もりを感じた。




私を包み込んでくれたのは

今さっきまで霧野くんが着ていた学ラン。






霧野くんだって…。


こんな校庭の隅に居た私のことを

気にかけてくれるんだから…。





「霧野くんだって優しいじゃないの…。」


「じゃ、頼んだよーっ!」



私の返事なんかそっちのけで。



気付けば

再び陽の当たる校庭にかけ戻る霧野くん。



私は、ギュッと彼の服に頬を寄せた。



「スキ…。

霧野くんが…スキ…。」




彼の白いシャツが

とても眩しい昼下がり。



初めて自分の想いを口にした昼休み。




ヒュン、と私の横で花が風に揺れた。



「…アナタ達、今のはココだけのハナシだから…ネ。」





◇昼休み編・side.YOUさん◇

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設定タグ:イナゴ , 霧野 , 蘭丸   
作品ジャンル:タレント/アニメ
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(プロフ) - 昼休み編しか見れない(泣) (2017年8月3日 12時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年5月25日 21時

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