ぎゅってして？【stpr】

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月26日

ジェルver






ジェル君はすごっく優しくて、私のことが大好き。

えっ？


自信過剰？
そんなことないよ。ほんとの事だもん。




「YOU、ぎゅってして。」

「うん。いーよ！」



ｷﾞｭｳｩ。



ほらね。


やっぱり、ジェル君は自慢の彼氏。







そんなジェル君が、最近構ってくれない。



「も、やだ...。」

きっと、ジェル君は私に飽きたんだ。

だから、もう要らないだ。









だったら、潔く別れよう。





そう決心して、私は立ち上がる。

行き先はもちろん、ジェル君の部屋だ。





ｺﾝｺﾝ。


「はーい。どしたん？」


「ん、ちょっとね。」



浮かない顔の私に、ジェル君は不思議そうに首をかしげる。


「ねぇ。ジェル君。」




思いきって、話を切り出す。






「私のこと好き？」



「...もちろん。」



じゃあ、今の間はなに？

ほんとに、心から好き？

なら、どうしてもっと愛してくれないの？







ジェル君を責める言葉はたくさん浮かんだ。




「そっか、じゃ...いいんだ。」


言えなかった。



別れようって、



だって、私は....ジェル君が好きだから。

嫌だ。別れたくない。



「私も、ジェル君が好き。」


「っ。」


私の顔が強張ってたのか、ジェル君は悲痛そうに顔を背ける。

ジェル君に心配をかけないように、慌ててにっこり笑顔をつくった。





「....ごめんな。」







ｷﾞｭ。


そう言って、ジェル君は優しく私を抱きしめる。






「え.......？」


ジェル君は、少し震えていた。


何で？どうして謝るの？



訳がわからないまま、ジェル君は口を開く。



「YOUのことが、大好きだから、...離れようと思った。」


「...ど、どういうこと？」




ジェル君はまた、ごめんな、と謝る。



「これ以上一緒にいたら、いつかYOUの大事なものを壊しそうで...俺、」


ジェル君は、部屋のドアを大きく開いた。


初めて見た彼のへや。









そこは。



私の写真で埋め尽くされていた。



「..........。」




「気持ち悪いって、自分でも分かってるんや。でも、いつの間にか、」


ジェル君は泣きながら、私を見る。





私は、彼にキスをした。




「嬉しい。」



「え？」


私の言葉にジェル君は驚いて固まる。




そんな彼を、私は優しく包み込む。






「ねぇ。ジェル君。もっと私を愛して。」


ジェル君は、嬉しそうに私を抱きしめ返してくれた。







大好きだよ。ジェル君。

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