春夏秋冬 三百と六十五日 あなたの隣で笑うのは いつの日も私でありたい
❁✿✾ ✾✿❁︎
はじめまして、じばくスイッチです。
誕生花の花言葉をモチーフにした
日替わりです。
睦月
如月
弥生
卯月
皐月
十:平子真子
水無月
文月
十一:京楽春水
葉月
長月
十:市丸ギン
神無月
霜月
師走
二十:日番谷冬獅郎
三十一:浦原喜助
恋人だったり友人だったり
想い人だったり。
時間軸はまちまちです。
○リクエスト 随時受付中です○
※苗字は”柏木”で統一してます(リクエスト時指定可)
5種類の結果パターン
買っても負けても花一匁 - 2024年5月10日
七月十一日:京楽春水
【釣浮き草】
✿─
「総隊長、文が届いております」
「ん〜？どうせまたお堅い文書でしょ？肩がこるねぇ…どうも」
総隊長に就任してからというもの副隊長が二人に増え、二人とも仕事が出来る故に仕事は減ると思っていた京楽だったが、総隊長の仕事量の多さに毎日嘆息を漏らしていた。
「各隊からの報告書が主ですが、今回は見覚えのない封筒が一つ…」
「封筒？」
「差出人は…柏木 YOU様と。」
「･･･そりゃまた随分と懐かしい名前だね」
京楽は進まない筆を机に置き、腰を上げると封筒を受け取った。
「･･･」
「七緒ちゃん、そんな顔しなさんな。大丈夫、ただの逢瀬のお誘いだよ」
「心配して損しました！
それならさっさと仕事を終わらせてください！」
足音荒く自分の席へ戻る副隊長に、京楽は傘を深く被り直しつつ「いやぁ」と切り出した。
「それがどうも、今すぐに来てほしいみたいで」
──
京楽がやってきたのは、東流魂街の外れの森林だった。
「総隊長がこんな所まで出てきていいの？」
「･･･キミが呼び出したんじゃないの。」
そこに居たのは、京楽や浮竹の同期であり、霊術院の卒業後は鬼道衆へ配属された柏木YOUだった。
「いやいやまさか、本当に来てくれるなんて･･･」
「綺麗な君に逢う為だからね、何処までだって行っちゃうよ、ボク。」
「そういう歯が浮くような台詞、何人の
「えぇ？本当だよ？」と弁明する京楽を一瞥し、YOUは用件を告げる。
「今日、何日か知ってるよね？」
「勿論」
「何の日、かも？」
「･･･勿論、知ってるさ」
その言葉と同時に、YOUの身体は懐かしい薫りに包まれる。
「やっぱりこんな年寄りじゃ駄目？」
「何言ってるんだい、YOUはちゃんと綺麗でしょ。
それに、それはボクのことも年寄りって言ってることになるけど？」
「春水さんは年相応じゃない」
「えっ」
それは褒め言葉ととるべきか、貶し言葉ととるべきか。当の本人ですら知る由もない。
「春水さん。好き…です」
「･･･うん」
「今迄 鬼道を修めたのも、全部＿＿＿」
「おっと、それ以上は言われちゃ困っちゃうな。
YOUのこれからボクが責任とらなきゃならなくなるじゃない。」
─✿
【花言葉:信じる愛】
「信じてるからね、春水さん」
「？
何をだい？」
「何だろう」
(愛って。
これからも、ずっと＿＿＿)
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じばくスイッチ(プロフ) - yuiさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます…！浦原さん、素敵ですよね♪お返事が遅くなって申し訳ありませんでした…… (2020年4月19日 20時) (
レス) id: 173f969824 (このIDを非表示/違反報告)
yui - とてもいい日替わりですね///私は浦原さんが好きです！ (2019年11月22日 17時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じばくスイッチ | 作成日時：2019年1月4日 23時
