【あんスタ】月の願い【月永レオ】

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この日替わりは短編小説か
別の何かにしようと考えています。

完成するまで、日替わりにします。

更新などは不定期です。

このお話は、大まかなストーリーがあります。
けれど、短編集のようなものです。

話によっては、別の話を読まなければ
理解できない話があるかもしれません。

元々、見る専だった為
小説や日替わりを作るのは初めてです。
多めに見ていただけると幸いです。

お話は今のところ、５個あります。

この物語は【月が綺麗ですね】を元にしています。
もしもの為に、BL/GL表現を含むにチェックを
つけましたが、あまりそういった絡みなどはないと
思います。

何かありましたら、コメントなどで知らせて
いただけますよう、よろしくお願いします。

5種類の結果パターン

あなたの願いは…… - 2024年5月3日

【永遠に続く青空】

真っ暗な部屋

散らばった紙

壊れたあなた

『……そんなことしても、描けないんでしょ？』

「………。」

彼の腕は傷だらけ

描けないからって傷つけて、

無理やり描こうとする。

でも、そんなことしても描けるわけない。

寧ろどんどん描けなくなっていく

「……死にたい。」

あなたはいつも、そう言う。

描けないなら、死にたいって

『……そんなに、死にたいの？』

もう、彼は生きることを諦めたのか。

もう、音を紡ぎたくないのか。

もう……笑ってくれないの？

「おれは……もう描けないから」

『…なら、行こうか。』

レオくんは驚いてた。

今まで隣にいるだけだったから。

でも、私は思ってたんだ。

レオくんが望むのなら…叶えたいって

『……やっぱりここは綺麗だね』

空が綺麗だった。

レオくんはまた苦しそうな顔をしてる

「……おれは…」

『…ねぇ、レオくん。月が綺麗だね』

あなたが知ってるとは思ってないよ

この意味も……

きっと、これから私がすることも。

あなたは……知らない。

『…知らなくていいの。』

「……なにを…？」

『ううん。それより、最後だね』

『レオくんとは、色んなことが
あったね。……守れなくてごめんね』

「……おれのせいだ。
おまえは、悪くない。
……おれの…」

そう言って、目的の場所に向かう。

レオくんの足ははみ出てて、

もう片方の足は空を蹴っていた。

『…死ぬの？』

「…あぁ、おれは…もう必要ないから
……もう…消えたいから。」

『…そっかぁ。………ねぇ、レオくん。
……………永遠に続く青空を………
……忘れないでね。』

「…え………YOU……？」

私は飛び降りた。

あなたよりも先に……

どうしてか分かる？

それはね。

「……なん…で？……おまえが……
……おまえは…おれに…生きろって
………死ぬなって言ってくれてて……
なのに……なんで…おまえが……？」

「……これじゃぁ……おれは…」

それだよ。そうそう。

先に私が死んじゃったら……

『…死……ねな…い、でしょ……？』

こんな姿を見たら……

優しいあなたは、死ねない。

そして、これが唯一

あなたを死なせない方法。

これで、あなたは死なない。

レオくん、愛してる。

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【永遠に続く青空】

［意味］
ずっと澄んだ気持ちで愛しています。