【進撃の巨人】お風呂TIME！

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今日は誰と…? - 2024年5月17日

今日はエレンと一緒にお風呂。

＊＊＊





「あー、疲れたー…」



今日は何時もより頑張ってきたらしく、
怠そうな顔をしているエレン。

今日は、背中流してあげようかなー、なんて。



「エレン、お疲れ様」

「ん。……あ、風呂沸いてる?」

「うん、沸いてるよ」



じゃあ入ってくる、と行って、風呂場へ行ってしまった。

今日は、あまり優しくないというか、冷たいというか……。



「何時もは“ただいま”位言ってくれるのに」



でも、そんな事でエレンを嫌いになったりしない。エレン好き歴はミカサには負けない。



そんな事を思いながら、今日の晩御飯の献立を考える。

暫くすると、風呂から聞こえるエレンの声。



「ん、何だろう」



疑問を抱えながら、風呂場に向かう。



「どうしたの、エレン?」

「……あ、あのさ」



タオルを腰に巻いているエレンは、
珍しくもじもじしながら、



「い、一緒に……風呂、入ってくれたり、
しない…?」



と、頬を赤らめながら小声で言った。



「……わ、私で良ければ…?」

「な、何で疑問形なんだし」

「べっ、別に！ほら！脱ぐから……その…っ、
あっち向いてて！」



顔を真っ赤にしながら風呂に入ってドアを閉めたエレン。

私は急いで服を脱ぎ、急いでタオルを巻いた。



「……し、失礼します」



狭い風呂だから、私が入ると、お湯が少しだけ
溢れた。

……何か私が太ってるみたいで嫌なんだけど。



「あ、あのさ、あんまり見ないでよね」

「っは!!!?みっ、見てねぇし!!!」

「見てたじゃん」



さっきから目が私の身体に行っている事は気付いていた。

エレンに見られるのは嬉しいけど、ちょっと……いや、かなり恥ずかしい。



でも、今日やっと、初めてエレンとお風呂に入れた。だから、勇気を出して言おう、と思いながら、深呼吸。



「……あ、あのさエレン、せ、背中、洗ってあげましょうか…?」



言えた。でも、断られたらどうしよう。
そんな不安が、私を襲う。



でも、エレンは大笑いして、私にこう言った。



「ははっ、ほんとYOUって面白い…！
何で敬語になってんだよ！緊張してんの?」

「べっ…！別にっ！」

「んじゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかな！」



その瞬間、私の顔は、お日様みたいに晴れた。



…楽しいお風呂の時間は、まだまだ此れから。

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