【DIABOLIK LOVERS】吸血彼氏 (無神家)【日替わり】

6種類の結果パターン

あなたの本日の吸血結果です - 2024年4月26日

★自室×逆巻ライトver.









｢調子はどう？ビッチちゃーん｣






軽快な足音と共に部屋に入ってきたのはライトくんだった。おまけに鼻歌なんて奏でながら。

ベッドに横たわって息が荒い私を見るなりライトくんは、小さく苦笑いをこぼして私のベッドへと腰掛けた。ベッドがギシギシと軋む音が私の鼓膜を叩く。






｢あーらら、全然大丈夫じゃないみたいだねぇ｣






頬にかかった髪の毛を汗ばんだ皮膚からゆっくりと離してやるように彼の指が動く。頬に彼の指がかすれてくすぐったい。






｢ライトくんの手…冷たくて気持ちいいね…｣
｢そー？…だったらもっと触ってあげる｣






彼の指の腹が私の身体の上を、まるで輪郭をなぞるみたいに丁寧に滑っていく。

心地よくて、気持ちよくて、私は目を瞑った。







｢ビッチちゃんの身体熱い…、だいぶしんどそうだけど…｣
｢ん…、頭がガンガンする｣





自分で吐いた息が熱くてくらくらする。視界もはっきりしなくてライトくんの顔がぼんやりとピントが合わない。

ふと、ライトくんが落ち着きないようにあちらこちらに視線をやっているのに気付いた。

そんな彼と目が合って、彼はまるで言い訳をするみたいに口を開いた。






｢心配してるよ、してるんだけど…今のビッチちゃんさ？ものすごーくいやらしい顔してるから…｣





一つ間を設けてから｢たまらなくなっちゃう♡｣と、頬を染めていうものだから、いつも通りの彼の姿に安心している自分がいた。






｢だってさーあ？顔真っ赤にしちゃって…息も荒くて、汗ばんで…なんて、興奮せずにはいられないよ｣
｢ライトくんが、いつも通りで安心した…｣
｢えー？何それ？｣






彼は、んふ、と独特な笑いをこぼしてから、なにか閃いた後私に覆いかぶさってきた。







｢な、なに…？｣
｢吸血鬼流の風の治し方、教えてあげよっか｣
｢どうするの…？｣
｢…んふ、こうするの｣






彼が微かに息を吸ったと思った刹那もう彼の牙が私の首筋に鋭く刺さっていた。風邪のせいで判断能力や瞬発力諸々落ちている。鈍い痛みが身体中に電気のように流れていき、痺れる。

私の首筋から口を離した彼は、口元に真っ赤な血をつけてニッコリと笑ってみせた。






｢キバのお注射…なんちゃって♡｣







ドクドクと脈打つ感覚に囚われながら彼の妖しい笑みを最後に意識を手放した。






「気絶しちゃった…、そのまま沢山寝て元気になってね、ビッチちゃん」

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