なんとなーく読んで頂けるものを作れないかな、と制作致しました。
*作品説明
・日替わり小説となるので、その日によってパターンが異なります
・ランダムのためお好きな松、シチュエーションを選ぶことは出来ませんm(_ _)m
・カテゴリ的には夢小説に近い形になっていると思います、ご了承ください
・リクエストなども募集しております!シチュエーションのリクエスト、感想等ありましたらお気軽にコメントください!
・評価など頂けるととても嬉しいです(´;ω;`)どんな評価でも真摯に受け止め糧にしていこうと思います!皆様によろこんで頂ける作品作りの練習として本作品を作ろうと思いました。ぜひお力をお貸しください!閲覧して頂いた方々に感謝を込めて!
・まだ未熟な学生故、誤字脱字、表現の誤り等ありましたら随時お声掛けください(^ω^;)
6種類の結果パターン
今日は…… - 2024年5月11日
今日は、『一松が読み聞かせをしてくれる!』
「お待たせ」
居間で待機していたYOUの元に、桃太郎の絵本を持った一松がやって来た。
表紙には子供向けの可愛らしい桃太郎とそのお供たちの絵が描かれている。
「桃太郎だね。ちょっと安直じゃない?」
「昔むかし、あるところに……」
「唐突だね」
YOUの言葉に聞く耳を持たず、一松は絵本の表紙を捲った。
何の変哲もない桃太郎の絵本、という感じの絵だ。
一二ページには小さな茅葺き屋根の家におじさんとおばあさんがいる。
「大きな大木をも張り手で倒す程の威力の強靭な肉体を持つおじいさんと、石つぶてという名の射撃を得意とする、遠目が利くスナイパーのおばあさんがいました…」
「どこに書いてあるのそれ??こんな平和的な絵のどこにそんな要素が??」
一松はそんなYOUの声は気にも止めずに更に続ける。
「おばあさんが川で拾って来た大きな桃を、おじいさんとおばあさんは夢中で食らい、桃パワーでパワーアップ……」
「待って、ちょっと待って」
一松は勢い任せに桃を家に持ち帰った絵のページから鬼と闘った後の絵まで何ページも飛ばした。
「その後鬼ヶ島で暴れまくり、塵となった鬼から宝をぶん取ったおじいさんとおばあさんは街でそれらを売り飛ばして大金持ちになりましたとさ」
「桃太郎全然関係ないしもはやおじいさんとおばあさんが悪役では……」
読み聞かせの定義を見失ったところで、一松は本をそっと閉じてちゃぶ台へ置いた。
YOUは不満げに一松を見る。
「ごめん、俺読み聞かせたこととかないから……」
「そういう問題じゃない」
その後、一松によって改変された桃太郎を兄弟の前で発表したところ、十四松だけにはウケた。
どうやら桃を食べてパワーアップの部分でドーピングと似たカッコ良さを感じたらしい。
ドーピングはカッコ良くない。
後日、一松と十四松が手を組み加筆修正した改変桃太郎の絵本を出版社へ持ち込んだところ追い返された、という噂をトド松から聞くことになるとは思ってもみなかった。
今日も松野家は平和である。
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作者名:味噌 | 作成日時:2020年3月30日 19時