【派生小説】一滴の涙。

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「愛は、醜いものを、気高く厳かなものに変えます。

　愛は、目で見るのではなく、心で見るものです。

　それ故、翼を持つキューピッドは、盲目の姿で描かれるのです。」

独り言は、誰にも届く事なく、雨音に掻き消された。

傍らに置かれた、鳥の亡骸を見て、彼女は顔を悲しげに歪めた。

――慈悲などなく、無残に消えた、一つの生命。

「この世に、争いのない時代が現れる事は、無いのでしょうか...？」

一滴の涙が、零れ、溢れた。

まだ、雨は止まなかった。

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冒頭台詞、「真夏の夜の夢」より。

本家企画様

素敵なCSSは此方から。

主に、メインはメアリー=ティアドロップとなります。

短編集です。(ギャグだったりシリアスだったり。)

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関係を結んでくださった方は、基本的に出させて頂きたいと思っています。

また、こういう形で出してほしいといった要望がありましたら、コメント欄若しくはボードの方で、一言お声かけください。執筆状態：連載中