六つ子と過ごしましょう【おそ松さん】

23種類の結果パターン

さぁ、今日は誰でしょう？ - 2024年5月6日

十四松 / 壁ドン＋○○

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「やきうしよやきう！！」

そう言って私の体を揺らし、顔を覗き込む十四松君。

昨日、両親の諸事情により、ご近所さん且つ幼馴染の松野家にお泊まりをさせてもらった。
今日は十四松君以外の人は用事があるらしく、家にいるのは私と十四松君だけだ。

「いいよ〜でも野球はできないからキャッチボールでいいかな？」

私がそう言うと、十四松君は笑みを浮かべて「うん！」と頷いた。
準備するか、と体を起こし、雑誌を閉じようとする。

「ねぇ、これ何？」

そう言って十四松君が指さしたのは、雑誌に掲載されていた【壁ドン】特集。
壁ドンは女の子の永遠(?)の憧れであり、現実ではなかなかされない事の一つ。

「これはね、【壁ドン】っていって、うーん…人を壁にドンってやってドキってするやつだよ」

「へえ〜！そうなんだ！」

私は説明が下手だと改めて感じた。

「YOUはこれされたい？」

そう聞かれ、返事に困る。

「別に、されたいわけじゃ無いけど、されたくないわけでもないかな」

これが妥当だと考え、そう答える。すると、

「そっか！じゃあやってみるね！…ドーン！！」

十四松君が言った。その瞬間、十四松君の顔が眼前に迫る。いつの間にか背中には壁があり、思い切り壁ドンをされたのだということがわかった。

「っ！？…ほ、本当にやったんだ」

私はとにかくびっくりしていた。十四松君がこんなことをするとは思ってもいなかったのだ。

「YOUのためだよ！やきうよりも大事！」

そう言ってにっこり笑う十四松君が、本当に天使に見えた。

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そろそろ恥ずかしくなってきた。
あれから三分程経ったが、未だに十四松君の顔が目の前にある。
顔が熱くなる。思わず俯いて、十四松君から目を逸らしてしまう。

「あの…そろそろいいっスかね…」

十四松君が声を発した。
見上げてみると、顔を真っ赤にし、私から目をそらす十四松君の姿がそこにはあった。

いつも元気ではっちゃけている十四松君が、こんな表情をするんだ。

「…っあ、いいよ！」

私が「ありがとう」と言うと、十四松君は再び天使スマイルを浮かべた。

「YOU、ドキってした？」

そう聞かれ、満面の笑みで答えた。

「うん！」

「よかった！じゃあやきうしようやきう！！」

十四松君がそう言うと、私の腕を掴み、外に出た。






「"かべどん"して欲しい時はいつでも僕に言ってね！」





十四松 / 壁ドン+照れる天使

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