六つ子と過ごしましょう【おそ松さん】

23種類の結果パターン

さぁ、今日は誰でしょう？ - 2024年4月24日

トド松 / 壁ドン＋○○

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「ねぇYOUちゃん。…今、僕達二人だけだけど、どうしようか」

松代さんに家に泊まるように言われていた私は松野家にやって来ると、壁の隅に追い込まれ、ドライモンスター兼あざトッティ君に所謂【壁ドン】というものをされている。

生憎、他の五人は野球やらパチンコやらライブやらで、松野家に残るのは私達二人しかいない。

その故にこんな事をされても助けてくれる人はいない。
私は少し抵抗してみるが、無意味な事はわかっている。トド松君は女々しいところが山ほどあるが、それとは裏腹にかなりの力を持っていた。

「やめてよ…」

恥ずかしさ故に、そう言ってしまう。
これでやめてくれれば嬉しいのだが。

「…ははっ、やっぱ可愛いねYOUちゃんは。でもこれで僕がやめるわけないでしょ？」

後の部分は案の定の答えだった。

「…私、トド松君に何かしたっけ」

気になっていた事を聞いた。
すると、トド松君はこんな事を言った。

「いやぁ、何もされてないよ。…僕達が二人っきりになれる事がなかなか無かったから、寂しかったんだ」

「…え？寂しかった…？」

私がそう言うと、トド松君は「うん」と頷いて、寂しげな顔をした。

「YOUちゃん、みんなに好かれてるから、いつも周りには人がいる。僕は末っ子だから、陰で見ている事しかできなかったんだ」

"末っ子だから"という言葉がやけに大きく心に響いた。
六つ子なのにそんな立場だから、兄達に逆らうのが怖かったのかな。

だんだんとトド松君が可哀想になってきて、
今日くらい許してあげようかなという気持ちになる。




「だから、今夜は…甘えてみてもいい？」




トド松君は恥ずかしそうに、控えめに言った。
目が少し潤んでいるのがわかる。

そんなトド松君に微笑み、

「いいよ。…おいで」

と私が両手を広げると、トド松君は潤んだ瞳で見つめてくる。
そして、とっても嬉しそうに笑い飛び込んできたトド松の頭を撫でてあげる。

同い年で、身長はトド松君の方が高いけれど、今は私がお姉さんになったかのような気持ちになった。





「YOU…大好きだよ」





トド松 / 壁ドン＋甘え

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