拾 ページ11
「Aちゃんはただひたすらに雨を降らせて欲しい」
淡々とした口調で太宰さんが告げる。雨を降らせねばという使命感が襲う
また太宰さんは口を開いて昨日の人と会話をしていた。なにやら暗号らしく私には全くもって分からなかった
昨日の人がなにかと否定したり納得していたりしていた。不思議な人だなあ
すると太宰さんが此方に来て指を指した。「彼処に居てたらいい物が見えるよ」そんな台詞を残して昨日の人と共に消えていった
早速太宰さんに教えられた場所に居て、2人が行ったであろう方向を見るがイマイチ雨で見えない
ボーッと1人その方向を見ていると 、 とても大きな爆発音が聞こえた
それと同時に人の悲鳴も聞こえる。雨の中なのでさほど大きな声なのだろう。だがそんな思いは直ぐに消えた
悲鳴が聞こえないのに爆発音だけが響いているのである。好奇心には勝てずに思わず爆発音の方向へと赴く
そこで見たのは衝撃のものだった
確かに昨日の人と太宰さんが居た。だが昨日の人は全くの別人に見えた
肌に赤い痣があり、多分自我を保ってないような目をして赤いなにかを無差別に投げていた。
その赤いなにかは地面に着くと、爆発した。
それを太宰さんが呑気に見ていた 私は思わず 『太宰さん!!どうするんですか??』と言った。
すると太宰さんがあァとでも言うような顔をして「んーー。困ったなあ。じゃあこうしてしまおう」昨日の人の元へと向かった。
こんな私でも分かる。今の昨日の人のところに行ったら間違えなくヤバい と
そんな私の焦りを無視して太宰さんは昨日の人に触れた。もうダメだと思った瞬間
青色の何かが出てきた。すると赤い痣は消えていて人間に戻ったような感じになった。そして太宰さんは昨日の人をおんぶした。
「Aちゃん、帰るよ〜」
その一言で現実世界に戻された
また今度太宰さんに聞こう。そう思った
117人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
村人C - …ユネスコでしたっけ (2022年7月30日 8時) (レス) id: 30967403a6 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - では世界遺産ですね。国連に相談(脅迫)しましょう! (2022年7月30日 8時) (レス) id: 30967403a6 (このIDを非表示/違反報告)
はつめ(プロフ) - あ分かります ( 既に尊死)双黒とはもう世界の宝なのです。異論は認めます ( おい ) コメントありがとうございます ꒰ ᐡᴗ͈ ̫ ᴗ͈` ꒱ (2022年7月30日 7時) (レス) id: 7400ab8132 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 双黒って国宝にすべきだと思うんですよ…(尊死) (2022年7月29日 21時) (レス) @page12 id: 30967403a6 (このIDを非表示/違反報告)
はつめ - ?? ? ??-(プロフ) - 美夜さん» ありがとうございます 〜 !!! 双黒神ですよね✨ 更新頑張ります>< (2022年7月16日 9時) (レス) id: 7400ab8132 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ