銀色・アニヲタ様リクエスト ページ41
銀ちゃんがマフィアに入った頃がさっぱりなので、このページだけはだいぶ捏造しています。後々この時の自分を絞め殺したくなる運命が見えています。(絶望)
あと明日とか何とか言ってた癖に死ぬほど遅くて申し訳ねぇ……ッ!
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銀ちゃんと出会ったのは、私がやつがれ君と出会ってからかなり後だったと思う。
その頃は結構太宰さんの任務についていくことが増えて行って、黒蜥蜴に出くわす場面もあった。だから顔を合わせてはいたのだけれど、一瞬目を交わすとかそれぐらいしかできなかったし、きちんと自己紹介しあったのはこの日が最初じゃなかろうか。
「どれがいい」
『──?』
マフィア傘下の服屋にて──むしろ私最近はマフィア傘下じゃない店に行ってねえ──プライベート用の私服を買おうとしていた私は、棚越しにやつがれ君の声を聞いた。かなり小さめの音量だったが、それでも聞き取るには十分な音量だった。
私に向けられたものではない。棚越しに奥の通路をそっと覗くと、黒髪の少年少女がそこにいる。流石黒社会の人間というべきか、二人は向けられた視線に気づいた。
軽く手を上げた私に少女の方は驚き、少年も同じような動作で目を見開いた。
+ +
『何だろうこのいたたまれない感』
「──? 何がでしょう」
『いや別に……』
首を傾げるやつがれ君に手を振り、何でもないよと表す。そうですか、と大人しく引き下がった彼はほうじ茶を啜った。私は先程彼が砂糖を三つほど入れていたのを見ている。
思わず、というか半ば無意識にブラックコーヒーを啜った。苦かったので砂糖を一つ入れた。やつがれ君甘いモン好きなんだな……。
近くにあった喫茶店で、私の目の前に顔面偏差値トップレベルの男女が座っている。やつがれ君は至って何でもなさそうにしているが、少女──やつがれ君の妹の銀ちゃんはちょっともじもじしていた。わかるわかる。私もコミュ障だから凄いわかる。
『あっ、ねえ連絡先交換しよ』
「えっ、あの、私でしょうか」
『もうやつがれ君とはしたし』
「はあ……。ですが、凪さんは幹部の補佐だと聞きますし」
ひょっとして地位のうんちゃらを気にしているのだろうか。全然いーよ、と云いながら彼女が恐る恐る差し出した携帯を借りる。むしろ私が土下座する勢いでメアド交換をしたいのだ。
その後彼女とかなり話し込んでいたのだが、途中でやつがれ君がいることを完全に忘れていた。ふとした拍子に目に入った彼に『あっごめん』と反射的に謝ると「慣れてますので」。うん、どういうこと?
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もち明太子 - リクエストで原作の文ストの人たちとの絡みを見てみたいです (2022年8月30日 20時) (レス) @page44 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - ヴェルレエヌさんって一応生きてますよね。ってこと夢主とヴェルさん(ヴェルレエヌ)の絡みが見てみたい! (2022年6月25日 11時) (レス) @page44 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - リーフさん» コメントありがとう御座います!!やりたいですね(真顔)。凪は基本周りの全員を自分よりすごいと思っているのであんまりキレないですね(笑)。リクエスト書くのは非常に遅くなると思うんですがやらせていただきます……! (2022年1月26日 16時) (レス) id: cabf6df670 (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - 本編でもコメントさせていただきましたが…番外編も超面白いです。それで大変恐縮なんですが…凪ちゃんが太宰さんやらにガチギレしたのみたいです。なんか静かに怒る人ほど怖いアレ。リク大変失礼ですがお願いします!!!(土下座) (2022年1月20日 18時) (レス) id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
アニヲタ(プロフ) - 本当にありがとうございま!!感謝で!!あと、Twitterのアカ作ったのでフォローさせて頂きまし!!これからも応援してま!!本当に毎回毎回リク受け付けて下さりありがとうございます!!感謝しかないです!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 71f36505fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2020年1月30日 17時