【utit】私 の 唯 一 の 友 達 だ っ た 君 が 私 を 忘 れ た 理 由【mfmf】

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私は小学校の頃の卒業アルバムを見て真冬との思い出を思い出していた。
これで真冬のことで昔のことを振り返るのは最後だと言い聞かせながらページをめくる。
私の写真なんて本当に少なくて、６年の時しかまともに写真に入っていない。
真冬との写真が多いのは、やっぱり真冬としか関わっていないから。
でも、真冬が写っている写真にはやっぱり同い年の優が結構写っていた。
最近知ったことだが、あの６人の家は向かい合わせにあるようだ。
一ノ瀬先輩と真冬が隣同士で、その向かい側に浦田先輩、志麻くん、優、センラさんと並んでいることを最近知った。
そう考えると、なんで真冬は私の家の方向に向かっていたんだろうか。
もしかしたら、私を送ってくれようとした･･･？

『いやいやいや･･･まさか･･･そんな･･･』

なぜか自分の良いように考えてしまう。
諦めると決めたばかりなのに、こんな風に考えてしまう私に嫌気がさす。

【水上さん】

･･･もしまた真冬が私のことを忘れるようなことがあったら？
絶対に私は今度こそ立ち直れなくなってしまう。
やっと、真冬に会えたのに。
できれば忘れないでほしいが、忘れてしまう可能性があるならば、いっそ私から関係をたってしまえばいいのではないのだろうか。
関係をたってしまえば、もう絶対に伝えられなくなってしまう私の気持ち。
なら、今言っておく。

『大好きだったよ･･･真冬』

つーっと頬に涙が伝った。
私はある作戦を決行しようと心の中で決めた。

７章 良い嫌われ方法→←｡

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