【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。２６ ページ30

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あのデートから数日経った。

僕とAの間には、何となく気不味い空気が流れている。

探偵社では、僕がAを避けている為会話が無い。

偶に事務や仕事関係でAから話し掛けて来る事があるから、会話を続けようと頑張るけど

Aの『いいから仕事してください』や『今はお話する時間じゃないから』と、何時もの対応を返される。

寮では、意を決して話そうと試みるけども

また拒まれたらどうしようという考えが頭をよぎり、結局話さないで一日が終わる。

どうしたらいいのかと考えていたある日。


『依頼…？』

国「ああ、そうだ。乱歩さんとお前宛てなんだが…」

「え、僕も？普通どっちかじゃない？」

国「そうなんですが、お二人に頼みたいと依頼人が」

『……』

「僕はいいけど？Aは…」

『…ご指名なら仕方ない。行こうか』

「ん、そうだね」

国「そうですか。それじゃあ資料と日時を渡すので」

『ん、資料室行こうか。私が貰うよ』


そう云い、Aは国木田と共に去っていった。

Aと二人で依頼、か…。

若しかしたら、この空気を直すチャンスかもしれない。

でも何だろう。














何かが引っかかる。

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