【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。１３ ページ16

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「よっ…と」


社員寮に到着し、Aを一旦ソファに寝かせる。

布団を手早く敷いてまたAを抱き上げる。

…熱い。

そっと布団に下ろして、額に手をやる。


「うわ、上がってない？大丈夫かな…」


そう云い、冷えピタを取りに行こうと立とうとした時。

手をパシッと取られて座る。

手を取ったのは云うまでもなくA。


『…ぅあ、乱歩』

「…どしたの？」

『手、冷たい…きもち……』

「…っ！」


……か、可愛いんですけど！


「A、冷えピタ取ってくるから…」

『…やだ』

「え」

『居て…？』


『やだ』って何！？

何時ものAは本当に何処行ったの！？


「冷えピタ持ってきたら居てあげるから、ね？」

『…ん』


そう云うと、Aは緩々と手を離してくれた。

急いで取ってこよ、冷えピタ。

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