56話【呪いは何時溶けるのだろうかね】 ページ17
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(助かったーーーーっ!!!)
膝から崩れ落ちそうになるのを耐える。あの眼光と威圧から逃げ切った私を褒めて欲しい
つーか、偉そうに何か如何にも、今後何かやらかしましょうと云うか、とりあえず、最後の云い方ヤバかった気がするけど、時すでに遅しだから、もう時効だよね
「にしても、咄嗟の判断じゃったからのう。適当な所に来てしもうた」
辺りを見渡せば、見慣れない港。この前泳ぎ着いた所ではないようだ
溜息をつく。熟運がない。本当に厄日と云うか呪われてんの?え?
(一先ず、人がいる所に行くのが得策じゃな)
ふらりと、歩み出そうとした時
ボコォン!!
………………ウェイ
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今度こそ、今度こそ無視するぞと誓った筈なのに
(無視できませんでしたーー!!)
ババア口調が外れ、心の中で叫びを上げる
先刻の地から何かが這い出る音。巨大モグラが存在するわけもないし、多分異能力か何かだろう
厄介事に毎度毎度首を突っ込む自分に、呆れながらも、気配を出来るだけ消して其処に向かう
(おん?此処か、え)
「敗北も屈辱も」
「僕と共にある」
「僕は闇を往く敗残兵」
「故に、この程度の絶望に_」
「僕は枯らせぬ!!!」
……イェア、僕ちゃん久しぶり
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月23日 23時) (レス) id: 60bdb0c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロネーロ | 作成日時:2018年7月23日 23時