【日替わり】プリンス様はどうやら我慢できないそうです

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寒いなら側に寄り添い温め合えばいい/聖川真斗 - 2024年5月8日

翔ちゃんでドキドキ





「ねー翔ちゃん、変なこと言っていい？」

私は翔ちゃんと一緒にソファに座り、テレビを見ていた
そんな中、翔ちゃんを見てふと思ったのだ

「なんかア○雪みたいな振りだな、別にいいぞ、なんだよ」
「あのね、私ね、翔ちゃん見てて思ったんだけど」
「ん」
「翔ちゃんたまにそういう肩出しの服着るでしょ？」

おう、と私の話に相槌を打ちながら翔ちゃんは手元のジュースを飲む
私は構わず続けた





「私ね翔ちゃんの白い肩みるとうへへってなる」
「ぶふぉっ！？」

あ、翔ちゃんジュース吹いた
汚い
翔ちゃんは真っ赤な顔で口元を拭い、

「お前には羞恥っていうもんがねぇのか」
「翔ちゃんの萌える部分を褒め称えて何が悪い」
「アホか！！」

べち、と翔ちゃんに頭を叩かれた
呻く私に翔ちゃんはまだ顔を赤くしながら私に手を伸ばす

「…ドキドキするって事？そのうへへっていうのは」
「ドキドキっていうか興奮する」
「だからお前は……、」
「…翔ちゃん？」
「………………………藍とか他の男に言ってねぇよな？興奮するとか」
「言ってないよ、思ってるけど」
「……なんか釈然としない」

むす、とした顔で私の肩を掴むと何故か私を抱きしめた
…まぁ私はその理由を考える事もなく、大好きな翔ちゃんの香りに包まれ満足なのだったが

「…俺はお前だけの全部にドキドキする」
「うん？」
「…だからお前も俺様以外の奴にドキドキしてんじゃねえよ、ばか」

翔ちゃんにそう言われ翔ちゃんの言葉の意味に気づき、頰が緩む
…なんか私ばっかり嬉しい思いさせてもらって申し訳ないな

「翔ちゃん」
「ん？」
「…大好き」

私がそう呟くと翔ちゃんが微笑んだのが分かった

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