「元の世界に帰る事になったの」【ツイステ】

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｢……そうか。元気でね｣

｢……あ”？帰る？」

｢おや……それは残念ですね」

｢……監督生……帰っちまうのか……？」

｢あら、そう。世話になったわね。それじゃ」

　名前はユウ固定
　推しと“そう”なりそうなキャラがヤンデレになります

　元の世界に帰ったら全て忘れてしまう設定
　殿堂入りしたい

【ただいま有るもの】

・リドル・ローズハート
「片想い」
・レオナ・キングスカラー
「言えぬまま」
・マレウス・ドラコニア
「祝福」
・カリム・アルアジーム
「大好きだった」
・イデア・シュラウド
「監督生氏」
・エース・トラッポラ
「奇跡」
・アズール・アーシェングロット(10/31)
「真実」
・ヴィル・シェーンハイト(4/29)
「呪いと」

8種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月12日

【マレウス・ドラコニア】
※オバブロ事後

「元の世界に帰る事になったんだ」

　……前々から言われていたその言葉
　いや、あくまでも「帰れるかもしれない」と言われていた、はっきりと言われたのはこれが初めてか

『そうか。おめでとう、人の子よ』

「ありがと、ツノ太郎!!」

　目の前の明るく微笑む監督生を見ては、ほんの少し複雑になっている自分の心境に嫌気がさした

　今、キチンと“祝福”ができているのか

　…思い返せば、自身の価値観やこれまでを変えてくれたのは紛れもない、監督生だった

　誘ってくれた総合文化祭、怖がらずに話しかけてきてくれたあの夜

　……だが、“老いて死んでいく”姿を見るよりはまだマシな別れなのかも知れない

　もしも……老いず、自分と共に人生を歩んでくれる道があるのなら……喜んでその道を歩むだろう

　痛い目を見たばかりだ、そんな考えはやめておくか

「後三日で、僕はやっと元の世界に……!!」

『三日、か。……そうか』

　三日でもう会えなくなってしまう
　それはあまりにも寂しく、残酷だ

　別れなんてなければ、……寿命なんてなければ…元の世界の記憶さえなければ……

「？どうしたの、ツノ太郎」

『いや。誰だって別れは寂しいものだろう？』

「……そうだよね、ごめん…」

『？どうしてお前が謝る？』

　ばつが悪そうに眉を下げる彼を見て、そんな事を聞く

「……またツノ太郎が暴走したら危ないから、って皆より少し遅めに報告したの……ツノ太郎だけ。

本当はこれも口止めされてるんだけど……」

　……そんなことか
　しかし、“僕だけ”遅めに伝えたと

　そうか、僕だけか

『……僕だけか。』

「えっ、なんだか嬉しそうじゃない？」

『まさか。……さて、人の子よ』

　談話室のソファから立ち上がり、監督生の方へ歩く
　「えっ、えっ」と困惑している監督生の黒い髪に、そっと口づけた

『これは僕からの“祝福”だ。……幸せになってくれ』

　……心の底から、目の前の監督生の祝福を願った