【 文 豪 達 と 。朝の挨拶 】

7種類の結果パターン

お は よ う 。 - 2024年5月3日

＊





爽やかな風と、心地の善い日差し。





それと愛しい貴方の温もりを感じ、目が覚めた。






愛おしそうに私を見つめる彼。





「おｯ、起きたか。」





『……おはよう、中也…』





頭が、ぼーっとする





小さく呻きながら彼の胸元に擦り寄れば、上から呆れた声





「ｯたく、昨日散々酒飲んで直ぐ寝ちまいやがって。この阿呆。」





そう云いながらも、優しく私の頭を撫でる





『ん〜……へへ、中也に撫でられられるの、好き…』





すると彼は、大きな溜息をつく





「ほんｯとに、手前なｧ……」





ﾊﾞｻｯと布団を被せられ、二人で布団の中へ





「……俺だって、我慢してたんだぞ…」





そう呟き、彼は何度も耳に接吻(キス)を落とす





顔が、あつい。





『…ｯやめ、』





若干涙目で訴える私に、





「……うるせｪ、黙ってろ」





と何時もより低い声で囁く彼





何も云えなくなりされるがままに固まっていると、彼の携帯に書面(メール)が





「あ？んだよ邪魔しやがって…」





すると彼の整った顔が、嫌そうに歪んだ





「悪りｨ、面倒くせｪことになってるみてｪだ」





気になって画面を覗くと梶井さんからの書面で、如何やら少々もめているらしい。助けを求める内容だった





準備を進める彼を見つめる





離れるのは寂しいが、仕事なのだから仕方がない。




と自分を納得させていると、視線に気が付いたのか






「YOU。続きは、夜な。」






そう言って額に接吻をし、去っていった彼に









＿＿＿＿＿＿私は暫く、動くことができなかった。









酔いと接吻 Fin.

・＊・

「あの間の抜けた顔、傑作だったぜ？

写真に収めて飾っておきてぇくれｪだ。

ハｯ、冗談だよ、莫迦。」

「評価、頼むぜ」

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